見出し画像

精神医療界の、精神疾患への偏見

鬱病の渦中にいる私だが、アナフラニールのおかげでだいぶ辛さが減ってきた。
一時は、辛くて休職したい!しちゃおうかな、、、と考えたが、シングルマザーで2人の子がいる状態では、とても職場に言い出せなかった。
精神医療現場でも、資本主義は最優先。よほど理解のある職場でないと、うつ病患者の医師なんて雇っておかない。

今までも、今も、私は、うつ病であること、自閉症スペクトラムであることはクローズドにして働いている。
精神科の学会は、患者の社会復帰を支援し、精神患者への偏見をなくすことを謳っている。
しかし、それは口先だけの嘘である。
現場は、厳しい。
医療機関も経営が成り立ってこそ。
1人で多数の担当患者を抱え、給与もそこそこ高めの医師を、休ませておく訳にはいかない。
うつ病は完全に治る、という謳い文句があてはまるのは発症1回目で、充分な治療が受けられる幸運な患者である。
私は、その中に入らなかった。
うつ病だ、と自覚し、当時勤務していた精神病院の院長に休職を希望したが、返事は「後任の医師を連れてきたら休んで良い」。
当時、お人よしで、鬱のため自責感が強くなっていた私には、それ以上休職を主張出来なかった。
後任の医師なんて、もちろん見つからない。
そうして私は、うつ病を悪化させ、後遺症を抱えることになったのである。
結局、半年ほどして倒れてしまい、休職したが、復帰後、雇用契約は更新されなかった。

この世界で、生活の糧を得て生きていく。
なかなかに厳しい世界なのである。
うつ病患者でもクビにならない、大企業が心底うらやましい。
おっと、こんなマイナス感情を抱いていては精神衛生によろしくないですね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?