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ASDの息子#05 ASDの兆候だった(生後15ヶ月の異変①)

1歳の誕生日を迎えた頃に「ママ」と初めて意味のある単語を発した次男。その頃、一人歩きが出来るようになり、発育に一点の曇りもなく順調に成長していました。ところが、生後15ヶ月の頃から様子が少し変わり、「あれ?」と感じることがいくつかありました。今回は、私がその頃に感じた息子の異変のお話をしたいと思います。

①言葉の後退

生後12ヶ月で「ママ!」と発して以来、順調に単語を増やして行っていた次男。15ヶ月になる頃には簡単な「ダダ」「ババ」「葉っぱ」「絵」「ボール」など数十個の単語を言えるようになっていました。ところがある日、散歩中に葉っぱを差して「これは何?」と私が聞くと、「……」応えがないのです。たまたま言えなかったのかと思い、翌日も同じ質問。しかし、「……」やはり応えないのです。

その他にも、玄関に飾ってあった絵を見ては指差して「え」と言っていた次男でしたが、「これは何?」と私が聞いても言わなくなった/言えなくなっていました

②一方通行の読み聞かせ

主人も私も子供への読み聞かせには力を入れていて、次男にも早い時期から毎日読み聞かせをしていました。それまで、読み聞かせの時は集中して話をちゃんと聞くことが多かった次男。しかし、15ヶ月くらいになると、こちらが読んでいても上の空の状態が多くなりました。そして、本も好き嫌いが多く、嫌いな本は完全無視。好きな本でもその中の好きなページを見るだけで、読み聞かせに耳を傾けなくなっていました。

③無視/一人の世界

読み聞かせに集中できなくなった頃、話しかけても知らんっぷりということが多くなっていました。「〇〇くん、ボールだよ!」と大好きなボールを見せても聞く耳持たず。とにかく、その時その場所で自分の興味があることに集中して見向きもしないのです。この頃から、次男とは視線も合わなくなっていました

④特定のものへの関心

この頃、どこに行ってもトイレのサインを見ると、すぐさま駆け寄りなかなかそこから離れることができませんでした。例えば、公園で友達とプレイデートをしていても、トイレのサインを発見すると直ぐに駆け寄ります。そして、サインを指差してひとりでブツブツ言ったり、またはテンションが高くなって、その周りを走り回るのです。

⑤つま先歩き

この頃、つま先歩きが目立つようになりました。特に自宅で裸足でいる時に、つま先で歩くのです。義母は「将来バレエダンサーにでもなるかしら?」なんて夢ありげに何の疑いも持っていませんでした。しかし、私は以前「つま先歩きは良くない」という話を聞いたことがあったので気になって調べました。すると、「自閉スペクトラム症のサイン」という記載が。。。。

最後に

上記の4つの異変。子どもの成長もそれぞれなので、気づかないでスルーしてしまうパパママもいるかも知れません。しかし、私には正常に発達していった3歳上の長男がいたので、徐々に異変に疑問を持つようになっていました。

これらは、正に「自閉スペクトラム症のサイン」です。後に自閉スペクトラム症と診断された子どもたちの親が生後15ヶ月前後に異変を感じるケースも多く、この頃の発達状況は早期発見のポイントかも知れません。

次回は、これらの気付きに対する私の感情、そして行動のお話しをしたいと思います。


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