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HSPのための快眠・リラックス効果を高める栄養素②GABA(体内)編

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体内GABA(ギャバ)のもたらす効果

GABAは食品中に含まれるものがありますが、経口投与したGABAは脳関門を通過できないため、脳内神経伝達物質として働けません。
そのため、GABAの製品を摂ってもリラクゼーション効果はないのかというと、そうでもなく血圧を下げる効果によってリラックス感を高めてくれることが知られています。

食品からGABAを摂取すると、体内ノルアドレナリンを抑制し血管を拡張。血圧を下げてリラックスを示す脳波のα波が増加、睡眠を促してくれる効果もあります。また、血圧上昇の原因となるナトリウムNaを排出し、血圧を下げてくれるため、動悸、高血圧症の改善予防、生活習慣病予防にも繋がります。

GABAの含まれる食品

食品から摂る場合、GABAは野菜類の中にタンパク質成分として含まれています。
ただし、人の体内でリラックス効果が発揮されるGABA量は100mgと言われています。最も多くGABAが含まれるミニトマトでも約20玉、ナスとジャガイモではそれぞれ3.5本分に相当するため、必要量を摂取するのがなかなか難しい面があります。

GABAの多く含まれる食品(mg/100g)

ミニトマト(35)
ナス(32)
ジャガイモ(28)
発芽玄米(16)
ケール(12.3)
玄米(10)

GABAを効率よく摂取する方法

食品から摂取するのが難しいGABAですが、野菜の下ごしらえすることで、GABA量を増加し効率よく摂取する方法があります。
それは、食品にストレスを与えることです。
その方法が下記の手順になります。

食品中のGABA量をUPする方法
1.野菜を切り、旨み成分の多い食材を混ぜる
 (旨み成分は、グルタミン酸ナトリウムなどの
2.空気を遮断する。(水などにつける)
3.室温で一晩放置する。(24時間内)

食品中のGABAも、人の脳内GABAがグルタミン酸からつくられるのと同じメカニズムで生成されます。
つまり、グルタミン酸が脱炭素酵素(GAD)の反応によってGABAがつくられます。
GADはストレス条件下で活性化し、反応を進めることから、食品を切ったり、高温にさらしたりといったストレスを与えることでGABAが増えていきます。

温度では、25℃の温度では60%、30~50℃では80%程度のグルタミン酸が分解しGABAになるようです。
また、GABAは熱に強いため、加熱調理しても失われることはありません。
調理前の下準備により、100g当たりのGABA含有量も大幅にUPし、摂取する量も少なくて済みます。
例)
ミニトマト35mg⇒200mg
ナス32mg⇒375mg
ジャガイモ28mg⇒200mg)

これにより、GABA100mg摂取に必要な食品量は、ミニトマトで4玉、ナス1/3本、ジャガイモ1/2個となり、これなら無理なく摂取できます。

GABAを増やす調理例

・ミニトマトの場合
1.ミニトマト4玉を1/2~1/4玉にカット
2.おろしたニンニクといっしょにポリ袋内で混ぜる
3.空気を抜いてしっかりしばる
4.一晩(~24時間)放置
5.サラダなどにトッピングして食べる。

・ナスの場合
1.ナス2本の皮をしま目にむき、乱切り
2.輪切りにしたレンコンと一緒に水に浸す(水は野菜が浸る程度)
3.一晩(~24時間)放置
4.加熱して炒めものなどに。
(→浸漬後の水もとろみ付けなどに使用)

・ジャガイモ
1.ジャガイモの皮をむき、角切り
2.ドライトマトと一緒に水に浸す(水は野菜が浸る程度)
3.一晩(~24時間)放置 
4.スープなどに入れて使用
(→浸漬後のドライトマトと水も調理に使用)



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