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レイキの本質は「五戒」にあり

レイキは宗教ではありませんから、基本的に教えというものはありません。
しかし唯一つだけ、教えに近いものがあります。それが「五戒(ごかい)」と呼ばれるものです。

レイキの五戒とは

レイキで「五戒」と呼ばれるのは、次のようなものです。

横書きになりますが、わかりやすく書き起こしてみましょう。

招福の秘法
萬病(まんびょう)の靈薬(れいやく)

今日丈(だ)けは 怒(いか)るな
心配す[る]な 感謝して
業(ぎょう)をはけ(励)め 人に親切に

朝夕合掌して心に念じ
口に唱へ(え)よ

心身改善臼井靈氣療法
肇祖(ちょうそ) 臼井甕男(うすいみかお)

この「五戒」は、西洋レイキには伝わっていないか、積極的には語られていないようです。
したがって、西洋レイキを習われた方には、これを知らないという方も多いです。

ただ、日本国内で最大規模のスクールであるヴォルテックスでは、創設者の望月俊孝氏がこれを「招福の秘法 萬病の靈薬」と呼んで広めておられます。
日本伝統のレイキである直傳靈氣では、靈授を受ける場合など、日頃からこれを唱えることを行っています。

萬病の靈薬ということ

この五戒の最初にある「招福の秘法 萬病の靈薬」とは、まさにレイキそのもののことです。
臼井氏はレイキを、このように捉えておられたということがわかります。

その中で、あとの方にある「萬病の靈薬」ですが、前に「寿命以外にはすべて効果がある」で書いたことが関係してきます。
その中で、臼井氏の以下の言葉を紹介しました。

「霊気で治らない病気はないから、常に浄い魂を持って治療に専念するよう励みなさい。」

全ての病気に効果があるのがレイキだから、懸命に施術しなさいと励ましておられます。
まさにレイキは「萬病の靈薬」なのです。

「五戒」に表れるレイキの本質

このあと、少しずつこの「五戒」の内容を紐解いていきますが、この「五戒」にレイキのすべてが表れていると感じています。

先に、最後に書かれている部分を見ておきましょう。

「心身改善臼井靈氣療法」というのは、レイキの正式名称です。

ここからもわかるように、単に身体の病気や怪我を癒すだけのものではありません。
精神的な健康を取り戻し、維持するのにも役立ちます。

日本伝統のレイキには、「性癖(せいへき)治療」と呼ばれる手法があります。
性癖というのはセクシャルな意味ではなく、性格の癖です。
たとえば「おこりっぽい」など、考え方の偏り(習慣)を変えたいと思う人の助けになる方法ですね。

次に「肇祖(ちょうそ)」という言葉がありますが、これは「開祖」と同じような意味です。
「肇」は「はじめ」ですから。
レイキでは、この「肇祖」という言葉を使います。

臼井氏は、このレイキを秘伝とせず、公開伝授(門戸を開いて一般に伝えていくこと)にすることに決めました。
つまり、臼井氏でなくても誰でも教えて受け継いでいけるものとして、このレイキを示されたのです。

「開祖」や「教祖」という言葉を使うと、宗教がかってしまい、手の届かない高みに祀られる可能性が考えられます。
それで、ただ始めた者にすぎないという意味で、「肇祖」を使われたのではないかと思っています。

すべて無料で公開しています。多くの人にレイキのことを知っていただき、役立てていただきたいからです。 もし内容を気に入られて、本1冊分以上の価値があると思われましたら、ぜひサポートしてくださいね。よろしくお願いします! 心を込めて書いていますので、とても励みになります。