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子どもや動物へのレイキ

レイキの具体的なやり方については、最初の方で書いたとおりです。
あとは、それに則って実践を繰り返してほしいと、前回の「レイキの実践は愛の実践」で言いました。

ただ、レイキをする上で、ここまでで触れてない重要なポイントがあります。
それが、相手が子どもや動物の場合のレイキです。

子どもや動物はなぜ難しいのか?

大人にレイキをする時は、言葉で説明すればだいたい理解してくれます。
相手も、手当て療法を受けるのだということはわかるので、なるべくじっとして動かないようにしてくれるでしょう。
そういう受け手の気遣いがあるので、比較的にレイキをしやすいのです。

一方、小さい子どもは言うことを聞かないのが普通です。
「じっとしていてね」と言って、仮に「わかった」と答えてくれても、次の瞬間には別の何かをしようとします。
おとなしく手を当てさせてくれるものではありません。
ましてや動物となると、気に入らなければさっさと逃げてしまうでしょう。

しかし、だからと言って、無理やり抑えつけて手を当てるべきものではありません。
レイキは相手を自由にさせるものですからね。

手を当ててあげたいけど当てさせてくれない。
そういうジレンマがあるのです。

アニマルレイキ

獣医でレイキ施術者の福井利恵さんは、動物に対するレイキを考案し、実践されておられます。
その著書「自分の手が動物を癒やすアニマルレイキ」には、動物に手を当てる方法が書かれています。

「無理にアニマルレイキを送らないようにしましょう。自分が動物の立場だったら、自分がその気がないときにアニマルレイキを送られても迷惑なだけであることがわかると思いますし、余計なお世話であるともいえます。」(第6章)
「アニマルレイキでは、このために『スペース法』という方法を用いています。部屋の隅に座ったり、動物と数メートルほど離れて座って、動物に「アニマルレイキをするけど、受けたかったら来てね」と声をかけ、待つ方法です。」(第6章)

基本的には、相手がレイキを受けたいと思って自発的に来てくれるまで待つ、という方法になります。
レイキを受けて気持ちよかったら、またやってくるでしょう。
自ら「レイキをしてよ」とばかりに、ねだってくるようになります。

動物は氣(靈氣)に対して敏感なので、気持ちよければやってくるし、不要だと感じれば去っていきます。
ですから、レイキを受けるかどうかは、動物任せにするのがよいのです。

このアニマルレイキは、受け手の動物にとってよいばかりでなく、飼い主にとってもよい効果があると言います。

「アニマルレイキの特徴として、動物との絆が健全に深まることや、深いコミュニケーションがとれるようになり、ペットと楽しく生活ができることがあります。さらにはペットロスの悲しみを和らげたり、人の心を救うという、大きなテーマを含んでいると思います。」(あとがき)

愛するペットがいる人にとって、ペットのために自分がしてあげられることがあるということは、心の支えになるのです。
福井さんは「(社)アニマルレイキ協会」という組織を立ち上げ、このアニマルレイキの普及に努めておられます。

子どもへのレイキ

子どもに対してレイキをする場合も、上記の動物に対して行う場合と同様に考えます。
子どももまた、氣(靈氣)に対して敏感だと考えられるからです。

ただ乳幼児の場合は、自分で来たり去ったりできませんから、嫌がらない範囲でやってあげると良いと思います。
大人に対してレイキをするように、手を当てるスタイルでもいいのですが、普通にだっこしてあげるだけでもレイキになります。

遠隔ヒーリングを行う方法

子どもや動物にレイキをする場合、直接手を当てる時は、基本的に相手の自由にさせます。
相手が受けたいという意志を見せれば手を当てるし、受けたくないという意志を見せれば手を離します。

では、遠隔ヒーリングの場合はどうでしょうか?
前に「ナチュラルレイキの遠隔(2)」で書いたように、ナチュラル・レイキでは、相手の意志に関係なくいつでも遠隔ヒーリングができると考えています。
したがって、相手が子どもや動物であっても、遠隔ヒーリングならいつでもできるのです。

魂のレベルで相手が拒否するということがあるのであれば、いくらレイキをしようとしても受け取らないだけのことです。
ですから、相手に何か影響を与えてしまうのではないかなどと心配せず、心ゆくまで遠隔ヒーリングをしてあげればよいのです。

ただし、遠隔ヒーリングをしてあげたのだから効果があるはず、というような結果への執着は禁物です。
してあげたのは、単に自分がしてあげたかったからだけで、受け取るかどうかは相手の自由ですから。

すべて無料で公開しています。多くの人にレイキのことを知っていただき、役立てていただきたいからです。 もし内容を気に入られて、本1冊分以上の価値があると思われましたら、ぜひサポートしてくださいね。よろしくお願いします! 心を込めて書いていますので、とても励みになります。