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二度目のスリランカ、旅の軌跡②

標高の高いヌワラエリアから、一気に海の近くまで下ります。途中、羽織っていたカーディガンを脱ぎ、ストローハットを被って、外に出るとジリジリ痛いくらいの日差しが肌を刺します。ここは、ラトナプラにある宝石露天掘りの現場。

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風も吹かない灼熱の大地。掘って掘って宝石となる原石を探すのです。これだけ科学や技術が進歩した現代で、今尚、宝石はこうやって掘り出されています。

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作業中落盤すれば、それはこの世との別れを意味します。助けられないんだって。だから、毎日神に祈りを捧げて作業に入るそうです。

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首にぶら下げたピンクサファイアの先には、この人たちがいる。なんとも言えない気持ち。見ようとしなければ見えない人の存在。世界はこうして回っているのか…

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嘘みたいに美しい夕焼けに染まる、豪華なホテルがこの日の宿泊地。ジェフリーバワ建築、ブルーウォーターホテル。

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私たちと宝石を発掘する人々と、一体何が違うというのだろう。そんなことを考えたって、何のためにもならない。私は豪華なホテルの一室で、とりあえず命を脅かされることなく、手足を伸ばして安心の中に眠るのです。でも本当は、明日があるかどうかわからないのは、みな同じなんだ。

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お部屋のテラスからの眺め。ここには2日泊まります。

翌日は海沿いのゴール旧市街へ。

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ポルトガル、オランダ、イギリスの要素がどこかしらに見え隠れする街の風景。東洋と西洋の融合が魅力的です。

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ゴール旧市街をトゥクトゥクで駆け抜けた後は、アーユルヴェーダの体験へ。

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自然の中に佇む、シッダレパアーユルヴェーダヘルス&リゾート。

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のんびり過ごすのは猫ちゃんも一緒。ここは時間の流れ方が一際ゆっくりなのを感じました。

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アーユルヴェーダランチ。この旅で一番好みでした。お水じゃなくて、お白湯が出てくるところも流石です。アーユルヴェーダのスリランカごはん、日本でも作ってみよう。

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ドクターの診察を受けて、セラピストの施術に入ります。

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アーユルヴェーダで有名なシロダーラは午前中にするのが本来のあり方ということで、私は一度体験済みだし、シロダーラなしで必要な施術をお願いしました。

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日本で考えると、とっても簡素なベッド。部屋は薄暗いし蒸し暑い。セラピストさんが扇風機を付けようと試みるも、故障してるみたいで動かない。蚊が私の腕にとまったら、セラピストさんがパチンと叩いてやっつけた。でも、気にしていない。なんだか可笑しくて、私は好きです。

それより何より、素っ裸で全部さらけ出して受ける施術は最高に気持ちが良かった。日本で受ける高級エステよりずっと良かった。蚊をペチンとやっつけたその手は、素晴らしい施術家の手でした。

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ホテルに帰ると、また今日の太陽が沈んでいくところ。

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そして待ちに待ったメインイベントへ。

つづく


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