♪シンクロニシティ 乃木坂46と白鳥
天気が穏やかな日には、実家の母を連れ出して、神社参拝に行くことが多くなりました。
先日、神社の鳥居をくぐり参道を歩いていると、70代くらいの1人の女性から、突然声を掛けられました。
「大変だね!」
あまりの突然に、「憐れに見えるのかしら?」と思ってしまいました。認知症の母の足取りはおぼつかなく、私は腕を組んで歩いていたからでしょう。
私はその女性に、ただ微笑み(愛想笑い)見つめ返しました。
すると、その女性の表情の温かいこと。優しさに溢れ、嫌な気が全くしませんでした。
憐れに見える?と思ったのは、私の意識の反映なのでしょう。無意識に自分をそう思っている、又は、他人をそう見てしまっているのかと、強く反省した次第です。(私もまだまだだな~!気付いた自分を良しとしよう!)
それに、その女性、なんだか懐かしい人によく似ていました。
20年以上も前に他界した、実家の前に住んでいた、ケイおばちゃんに似ていたのです。容姿も、声も、話し方も!
親近感を覚えたその女性と、私は少し会話を交わしました。女性は神社の側に住んでいて、誰かと待ち合わせしていたようです。神社の歴史なども教えてくれました。そして、別れ際、女性は「ゆっくりしていってね!」との言葉を残し駐車場へと向かい、私たちは拝殿へと向かいました。
参拝が終わり、車に乗って駐車場を出ようとしたとき、駐車場の片隅のコンクリートブロックの上に腰をかけた、その女性の姿がまだありました。
車中から私は軽く会釈すると、その女性は私に気づき、満面の笑顔で手を振り続けてくれました。まるで身内に手を振るように。
一期一会の出会いでしたが、とっても温かく心が満たされました。
そして、実家へと向かう道中、こんな光景が目に飛び込んできました。
あまりにも白鳥が美しすぎて、その高貴な姿に感動で心が震えました。
「泥中の蓮」です!「汚れた環境でも染まらず清く生きる!」
私は、白鳥が羽に頭を入れて休む姿は、初めて見たのです。
遠くシベリアから飛んできた白鳥たち。
「組み込まれたDNAに沿って生きているんだろうな~」
「遠くて大変だったよね!」
「ここでゆっくりしていってね!!」
などと、考えていてハッとしました。
さっきの神社で遭遇した女性と、同じようなことを思っていた自分がいました。「大変」「ゆっくりしていってね」が、シンクロしたのです!
白鳥には「大変」という概念はないでしょうけれど。人間だけですよね。
先ほど優しい言葉をかけてもらったからかなと思いながら、ずっと白鳥を見ていたかったけれど、しぶしぶ車を走らせました。
そして、実家で母を車から下ろし、私は自宅へと向かいます。
が、実家の前の家、神社で遭遇した女性と似ていた、ケイおばちゃんの家の、お嫁さん(70代)と会いました。
車の窓を開けて挨拶すると、
「帰るの?忙しいのに、(母を)よく面倒見てるね~!大変だろうけど、今にいいことあるよ~!今度はウチに寄ってよ!たまにはさ、ゆっくりしていきなよ!」と声を掛けてくれました。
「今にいいことあるよ!」って…胸にこみ上げるものがありました。
だけどもう、こうして分かってくれる人がいるだけで、私は幸せなのです!
こんなにシンクロが続くとは…
頭の中は、もう乃木坂46一色です!
家に戻り、「シンクロニシティ」の動画を見てみると、
まるで、遭遇した白鳥のようにしか見えませんでした。
美しいわ~♪ 白いドレスといい、グループが群れを成す白鳥のようで。
♪ きっと誰だって誰だってあるだろう
ふいに気付いたら泣いてること~
いい曲ですね!
♪心が勝手に共鳴するんだ
なんて、ワードセンスが光ります!
また、コメントのトップには、このようなことが書いてありました。
「本当に乃木坂は、スカートの使い方が上手い」って。
なんだか面白くなって、思わず笑ってしまいました。
これから乃木坂46を見るときは、スカートの使い方ばかり見てしまいそうですが。
実は、休んでいる白鳥を見ていた時、こうも思っていたんです。
「首を曲げて羽で顔を隠してるんだ、すごい上手だな!」って。
まさかの、乃木坂46と白鳥にまで及んだ「シンクロニシティ」、私の素敵な一日でした!