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かっこいい人

就職活動をする上で色んな人に出会う。
自分とは能力も経験値も比べ物にならない人。
優秀すぎる人。何か悟っている人・・・

こんな人になれたらなぁ、この人が見てる世界はどんな感じなんだろう?
カッコいい社会人になりたい!
そんなことを毎日考える。

とある日、母親から久々に電話がかかってきた。内容は何が必要なものはないか?健康的なもの食べてるか?と言ったこと。
いつものようにたわいもない会話をして電話を切ろうとした。
その時母から“自分の好きなことをやりなよ”と言われた。
その時は“あーい”と適当な返事で電話を切った。
電話の後自分の母親について考える時間があった。

・・・

自分の母は元助産師で、父親との離婚後、自分達(2人兄弟)の養育のため土日休みの福祉関係の職員になった。

毎朝早くに出て、夜も8時、9時に帰ってくることは常だった。土日もボランティアを自分で企画して参加していた。(僕も手伝わされたことがある)

正直な所、母親の仕事内容には全く関心がなく、何故この仕事を選んだのだろうと思っていた。わざわざ休日まで出勤して、疲れないのか?
そんなことばかり思っていた。

今、就活を始める身になって思う。
休日にまで出勤(無給で)するって相当この仕事好きじゃないとできないぞ。
というかもはや仕事と思ってないんじゃない?

会社の規模感、知名度、年収に特別なものはないけれど
実際、シングルマザーで男2人大学に入れてるわけだし
(もちろん祖父祖母の力あってのこと)

子育てもし、かつ仕事も全力で楽しむ

これってすごくないか?

いまだにエクセルやパワポの基本操作を僕に聞いてくるような母だが、その瞬間にとても偉大な人のように感じた。自分が知り得る中で1番楽しそうに仕事をしているのはもしかしたら母親かもしれない。

当初考えていた、かっこいい社会人ってなんだろう? 
外からの評価を気にして選んだ時に残るかっこよさってなんだろう?

僕の中では、

自分の気持ちに正直に、かつ責任を全うする人

かっこいい社会人であるという結論になった。

外からの評価に捉われず、自分の軸を大切に生きたいと思う。
憧れる社会人像は意外にもすぐそばにいた。

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#就活
#自分に正直に
#責任

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