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理想の校内研究

校内研究を活性化したい!

今まで研究主任も何回もさせていただきましたが、毎回思うのが次の4つ。
 ・研究に対して個人の意識の差が大きい。
 ・研究授業はがんばるがあとは終わり。打ち上げ花火的になっている。
 ・発言に偏りがある、受け身になっている。
 ・校内研究を「負担」だと感じている。
 研究授業さえすればよい、そんな雰囲気があります。また、研究主題や教科の決め方についてもどこか受け身的で、なかなかみんなの研究にならないという反省がありました。

 今年度は国語科に取り組んでいますが、学年団や全体で話すので、みんなで共有しやすいです。ただ、職員の中には国語の授業について勉強をしてきた人と、これから勉強する人との差があります。指導案検討では、どうしても経験のある先生の意見が強くなって、受け身になってしまいがちです。
 また、指導案が書けない若手の先生が増えています。最近では指導案を略式化する動きもありますが、個人的はきちんと書きたい派。
  指導案が書けない=授業がイメージできない=授業のねらいが不明確
という感じがしています。なので、校内研究は若手の先生が授業づくりの基礎を学ぶ場でもあると思っています。(もはやこの考えが古いのかもれいませんが・・・)

校内研究をみんなのものに

どうしたら一人一人が主体的に取り組めるのか。
どうしたら先生の力量が高まるか。子どもに還元できるか。校内研究を活性化するためにできることを考えてみました。

①全体での研究に加えて個人でやりたいことを決めて取り組む。
 個人で研究の取組を決めて1か月継続して取り組みます。例えば・・・
  ・自分の考えを持たせるために取り組んだこと
  ・自由に話し合いができる雰囲気を作るためにやったこと
  ・振り返りを毎時間書かせるための手立てなど
 そして、月1回程度、自分の課題と成果をみんなにアウトプットします。
アウトプットしないといけないと思うとやらざるを得なくなるからです。
アウトプットと言っても、グループで互いの実践をシェアするという感じです。個人の日常的な取組を増やしたいです。

②研究授業の協議会の工夫
 授業者が一番得をする協議会&汗をかく協議会にしたいです。うちの学校では付箋を使ってグループで話し合っているのですが、そこでもどんどん意見を言う人と聞き役に回る人に分かれてしまいます。
グループの数を3人程度にして、話すテーマを絞って、発言の機会を増やしたいです。
 ・授業の良かったところを20個書き出す、課題を10個書き出す
 ・自分が授業をするなら、どこを変えるか
 ・ある特定の児童を抽出してその子の様子を話すなど
授業者のよさをたくさん見つけるのもいいかもしれません。

③できることを増やす
 ICTの使い方を教え合ったり、教材を作ってみたり、人間関係づくりのゲームをしてみたり、読み聞かせをし合ったり、授業や子どもとの関わりに直結する学びができればいいなと思います。
講師は校内で。得意な先生が得意なことをみんなに共有する。
「自分は貢献できている」という思いは先生の自己肯定感を高めることにもつながると思います。

3学期はそんな研修の機会を作ろうとひそかに企んでいます。

 


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