成人式を迎えて
8年前に6年生だった子が成人式を迎えました。
3年、4年、6年と3年間担任した子ども達です。
昨日は、お誘いを受けて何人かで集まって飲みました。
8年ぶりのご対面ですが・・・・一瞬誰だかわからないくらい頼もしく成長していました。昨日集まってくれた人たちの中には3人教職を目指していて、それもまたうれしかったです。
前任校は大規模校で、規律を重視する学校でした。子ども達も落ち着いていて、全体として指導の入りやすい子どもだったと思います。
集団を統率する同僚がかっこよくて、私もあんな風になりたいとよく思っていました。大規模校に勤めたことで、集団を動かし方は学べたと思います。
でも、私は自分のやりたいことや「~べき」を押し通すことばかり考えていて、子どもの思いをかなり無視して随分横柄な先生でした。
特に6年生の時は、色んなプレッシャーがあって、がんがん指導をする先生のように私もしなくちゃ、と思って躍起になっていました。
一方的に押し付けるばかりだったので、子どもとの関係がうまくいかなくなり、苦戦しました。ある保護者の方から「先生のキャラじゃないから」と苦言を呈されたこともあります。
昨日、それぞれの人生を楽しみながら一生懸命歩んでいる子どもたちを前にして、自分は何をしてきたんだろうと思いました。
体裁を整えることや一見まとまった集団を作ることばかり考えていて、どれだけ一人一人に向き合えたんだろうと申し訳なく思いました。
でも立派に育った彼らを見て、担任が一人の人生を決めるなんてことはおこがましいとも思いました。私がうまくいかなかったと思う1年で成長した子もいるかもしれないし、うまくいったと思う1年で自分の力が発揮できなかった子もいるかもしれません。
もっと子どもを信じて委ねる、任せることをしてもいいんだと感じました。
私の力なんて知れている
と自覚するところからがスタートなのかもしれません。
とりとめのない文章になりましたが、これからの人生を前向きに楽しく送ってほしいと願うばかりです。
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