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老化の原因!?本当は怖い紫外線

最近は日に日に暖かさを増し、気持ちの良い日が続いていますね。

外は緑もきれいで、軽装で過ごせる気候のため、これからの季節はお散歩やお出かけの機会が増える方も多いのではないでしょうか。
しかし、この時期の外出で気を付けていただきたいのは「紫外線」です。

今回はそんな紫外線とその対策について詳しくご説明していきます。


肌の老化原因は紫外線が8割

タイトルにも書いた通り、紫外線は肌の老化原因の8割を占めると言われています。
具体的にどのような影響を及ぼすのでしょうか。

紫外線にはUVA・UVB・UVCと3種類存在します。
実際に私たちの肌に影響を及ぼすのは、オゾン層にカットされないUVAとUVBで、それぞれ肌への影響が異なります。

・UVAの影響
肌は表面から角質層・表皮・真皮と構成されています。
UVAは肌の真皮にまで届き、ダメージを与えます。そのため、シミの原因になるだけではなく、真皮のコラーゲンを破壊し、シワ・たるみの原因に繋がります。

・UVBの影響
UVBが届くのは表皮までですが、UVAよりエネルギーが強く、肌表面の細胞を傷つけたり、炎症を引き起こしたりします。そのため、シミや日焼けの原因になり、炎症が悪化すると皮膚ガンに繋がってしまうこともあります。


それでは、どれほど肌に影響があるのか、わかりやすい写真があるのでご覧ください。

②トラック運転手

この写真は28年間アメリカでトラック運転手として働いていた男性の顔写真です。
顔の左右で老化の進行に差が表れています。これは、右ハンドルのトラックの車窓から差し込む紫外線を、顔の左側に28年間直撃し続けた結果です。顔の左側はシミ、シワ、たるみ、毛穴の開きといった老化現象が顕著に表れています。※1

紫外線対策をすることが、どれほど重要かお分かりいただけるのではないでしょうか。

※1参考:医学誌「NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE」


紫外線量は4~9月が要注意時期

これまで紫外線の脅威について説明してきましたが、続いては対策する時期についてご紹介します。まずは下記グラフの紫外線量の年間推移をご覧ください。

③紫外線年間推移

※2 引用:気象庁HP 日最大UVインデックス(解析値)の月別累年平均値グラフ

グラフのとおり、冬は夏に比べると少ないとはいえ、年中紫外線は降り注いでいます。
つまり1年中紫外線対策をしていただくことが理想です。特に3月下旬から紫外線量は一気に増え始めるので、4~9月は要注意時期と言えます。


おすすめの紫外線対策

それでは、具体的にどんな紫外線対策があるのかご紹介します。

・帽子、日傘
直射日光を長時間浴びないように、まずは物理的に紫外線を遮断しましょう。
帽子や日傘、最近ではUV手袋などを使用する方もいらっしゃいます。

・サングラス
実は目からの紫外線も肌に影響を及ぼします。目から紫外線が入ると脳が紫外線を浴びていると勘違いを起こし、肌は紫外線を浴びていなくても、シミの原因であるメラニン色素を分泌してしまうからです。
美意識の高い方は、目も対策していただくことがおすすめです。

・日焼け止めクリーム
帽子、日傘、サングラスは仕事の状況によっては、使用することが難しい場合があるのに対し、TPOを問わず使用できるのが日焼け止めクリームです。多くの方が活用しているのではないでしょうか。
ちなみに、日焼け止めクリームを選ぶ時は、PAとSPFを確認することをおすすめします。                           PA:UVAを抑える効果があり、+の数が多いほど、その効果は高いです。
SPF:UVBを抑える効果があり、数値が大きいほど、その効果は高いです。

・ビタミンCを摂る
ビタミンCには、メラニンの生成を促す活性酸素の抑制やメラニン生成酵素チロシナーゼの生成阻害といった働き、コラーゲン生成の働きがあります。そのため、シミ対策やシワ・たるみ改善には欠かせないビタミンです。
レモンやキウイ、イチゴなどビタミンCが多く含まれる食べ物やサプリメントから摂ることをおすすめします。

・α-リポ酸を摂る
α-リポ酸には、ビタミンCと同様メラニンの生成を促す活性酸素を抑制する働きの他、ターンオーバーの改善、色素沈着抑制、メラニン産生抑制、日焼けによる肌の硬化防止といった働きがあるため、シミ・くすみ対策や美肌におすすめの成分です。ほうれん草などのα-リポ酸を含む食べ物やサプリメントから摂ることをおすすめします。


日焼け止めクリーム、正しく塗れていますか?

④日焼け止め

多くの方が活用している日焼け止めクリームですが、
・外出前に日焼け止めクリームを塗ったはずなのに、肌が赤くなってしまった。
・毎日、日焼け止めクリームを塗っているのに、なぜか冬より夏の肌の方が黒い。

なんて経験ありませんか。

理由は、汗や時間経過による日焼け止めクリームの崩れ塗りムラにより、紫外線をカバーできていないことがあるからです。
某メーカーでは、日焼け止めクリームの正しい使い方として2~3時間おきに塗り直す必要があると説明されているほど、実はこまめな対策が必要なのです。
さらに、塗る時に量が足りていなかったり、最近の日焼け止めクリームは透明度が高いので、塗れていない箇所に気が付かず外出してしまったり、意外な落とし穴も。


しかし、なかなかこまめに塗り直したり、塗りムラがない様に気を付けたりすることは困難ですよね。

そのため、日焼け止めクリームと併せて、ビタミンCα-リポ酸などを摂り、体の内側からケアすることが大切です。もちろん食べ物からも摂ることはできますが、シミ・シワ・たるみ対策に有効な充分量を摂るためにはサプリメントを活用することがおすすめです。


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