山側長距離歩き倒し散歩
こちらの記事で、ソロ散歩をした時のことを書きました。
その数週間後に、相棒を連れて逆のルートで長距離散歩に行った時のお話です。
前回は伊勢原~本厚木でしたが、今回は本厚木~伊勢原ルートで歩きました。勿論、前回通った道は使わないことがルールです。
坂あり川あり
本厚木駅から西に向かって少し歩くと、もう川が現れます。
そんなに幅の広い川ではありませんが、護岸工事がしてあり、広い遊歩道も設置してあり歩くにはうってつけでした。
近くには農業高校…でしたでしょうか、そこで収穫された野菜を売る道の駅のような施設もありました。
さて、川があるということは、そこが辺り一帯で一番低い地点となります。
ということは、ここから移動するには坂を上らないといけないということです。もしくは、更に坂を下りるかのどちらかです。
実際、西に移動するには坂を上る必要がありました。歩いてみると、思ったより坂道が長かったです。周りは古めの民家がある程度で、ひたすら歩きました。
しばらくして、突然道の途中に小さなケーキ屋さんが現れたり、オギノパンのお店が現れたりと、商業施設は点々としていました。
パンのいい香りを撒き散らしているのは度し難いですよ!腹ペコマンには厳しいです。
トイレ休憩を兼ねて、ドラッグストアに寄りました。
そこで売っていたスイートポテトを買い、少し先にあった小さな公園のベンチでしばし休憩を。スイートポテトは安納芋を使用しているそうで、とっても甘くておいしかったです。
HAPPY cafe 食堂
そのまま道なりに歩き続けると、目指していたカフェに辿り着きました。
かなり山に近い所ですが、車道沿いにあり駐車場もあるので、車で来ても入りやすいと思います。
店先にワーゲンバスが停まっているのが目印です。
ワーゲンバス…可愛いですよね。
お店の外観は和風ですが、そこまでこてこてではなく、三角屋根が可愛い平屋です。
中に入ると、リノベーションしたのでしょうか、カウンターと座敷の席がある和風漂うカフェになっています。
カウンター席の椅子は蕎麦屋にあるような脚が長く背もたれが低いタイプのもので、座敷席はカーペットが敷かれ、四角と丸のちゃぶ台が置かれています。
インテリアも可愛いものがたくさん置いてありますよ。
あと、クッキーなどのおやつも持って帰ることができるようです。
ワーゲンバスクッキー。可愛い。
今回は豆乳ソースのチキンドリアと、自家製プリンを注文しました。
こちらが豆乳ソースのチキンドリアです。
セットにすると、小鉢とサラダが付いてきます。
小鉢はニンジンのサラダ、ポテトサラダ、ひよこ豆です。
驚いたのは、チキンドリアです。
チキンが入っているホワイトソースのドリア~
とよくある味を想像していたら裏切られました。
何これ美味しい!
未知の味でした。
どうやらチキンはドリアに盛られる前に、粒マスタードで炒められているようです。これは大発見です。
普段からやっている人はなんてことないアレンジかもしれませんが、私はこの味を知らなかったのですごく嬉しかったです。
こちらが自家製プリンです。
一緒に添えてあるのはセサミクッキーです。ちんまりして可愛いですね。
プリンはちょっぴり固めの、でもつるんとした食感で優しい味でした。
上に乗っているカラメルも甘すぎず食べやすかったです。
ちなみに、先日こちらの記事でちょこっとお話した、
コーヒーゼリー特集のフリーペーパーが置いてあったカフェが、ここです。
山の中、森の中
お腹も膨れたことですし、散歩再開です。
更に山に向かって歩いていくと、森の里と呼ばれるエリアがあります。
地図で見ると住宅が集まっているのですが、山の中に集まりすぎなのではないかと疑問が生まれる程でした。
行ってみると、そこは確かに住宅が集まっていました。
道沿いに設置されている看板を見る限り、老人ホームや病院があるようなので、療養する為に山の中という環境が必要だったのかもしれません。
広い公園もありました。その横に団地が併設され、かなりの人数が暮らしているのではないかと思われます。もしくは、多摩ニュータウンのように今や過去形になっているかもしれません。
その団地の裏手には、新築から年代物までかなり多くの一軒家が立ち並んでいました。住宅街だからか遊歩道も張り巡らされていて、散歩にはもってこいの道でした。色んな家を見ながら歩くのは楽しかったです。
そしてしばらく進むと住宅街を抜け、大きな山が眼前に現れます。
木々が鬱蒼と茂った、七沢森林公園です。
ここは今までに来たことはありませんが、相当大きい公園のようですね。公園の中には川が流れ、確かキャンプやBBQもできたかと思います。
地図ではこの公園を横断するのが最短ルートだったので、車道のあるトンネルを通り、向こう側へ抜けました。
トンネルを抜けると、そこは森でした。
とにかく森です。
本当に山の中の公園なんだなと実感させられるのが、周りにお店などがないことです。確実に、車でないと移動が出来ないような場所だと嫌でもわかります。
ここは…明かりもなさそうなので、夜は歩けないですね。
温泉地
森を通る道を進むと、段々と周囲が開けて見通しが良くなってきます。
やがて、車通りのある交差点に出ました。丁度観光案内所がある辺りです。
そこは緩やかな坂になっており、右に進めば山へ、左に進めば市街地に出るといった立地です。市街地と言っても、だいぶ離れていますが…
ここから戻るべく、左に歩を進めました。
やはり車で行く場所だからか、歩道はそれ程広くはありません。
1列にならないと歩けないくらいの広さです。
そしてしばらく進むと、温泉地の入り口によくあるアーケードがありました。写真は振り返って見たものです。
このアーケードがあることを知ったのは、散歩先を調べている時でした。
まさか温泉地が箱根以外にもあるとは思わず、驚きました。
有名さによるものなのか、それとも観光地化されていない場所だからでしょうか。
少し行くと、森林組合の建物がありました。
山小屋感を醸し出していて、非日常っぽさがあります。
高原地帯に行ったわけでもないのに、丸太や丸太を加工したオブジェが置いてあるとは思いませんでした。
だってここ、首都圏ですよ?
まあ、山であることに変わりはないですが…
畑地帯のあるある洗礼
そして、どんどん下っていくのですが、急に畑だらけのエリアに。
車道は通っているので道沿いに歩いて行こうとしたのですが、途中から歩道が消失してしまいました。
こんな所を徒歩で行くやついないだろう、歩道などなくてよろしい。
とでも言わんばかりに畑のギリギリまで車道です。
仕方ないので遠回りして安全な道を…
と思いましたが、地図を確認すると、どうあがいても歩道のない車道の先に合流してしまうのでした。
これが田舎か!
とりあえず、そのまま車道にぶつかるまで安全な道を進むことにしました。
その後は、何とか細いながらも歩道があったのでどんどん下っていきまし
た。
その頃の風景がこちら。とっても長閑です。
山を満喫した散歩
1本道をずっと下っていくと、車道が太くなり舗装して久しくない道になりました。そのまま下って行ったら駅に着きました。
丸一日、山を歩き倒しました。
不便なこともありつつ、これが山近くの散歩といった感じでした。
やはり、風景がゴミゴミしていないので私には過ごしやすかったです。
今度は七沢の奥の方まで足を延ばしてみたいと思います。
でも夏の方が涼しくて良さそうだなぁ…
普段はイラストの活動をしており、 イラストの有料リクエストやハンドメイドグッズ販売も行っています。 サポートしていただけましたら 自分の言葉やイラストでお返ししたいと思います!