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初めての恐怖体験

今から30年前

高校を卒業して、早二年 怖いもの知らずというか、世間知らずというか。

オイラが体験したなんとも言えない、恐怖体験を書いてみる。

因みにオイラにゃ霊感は無い。     幽霊を見たことも、感じたこともないし 金縛りの経験もないしね。

だけど、たまにガラスのコップが突然螺旋状に割れたり、誰もいない家で顔を洗ってると結構な力で肩を叩かれたり、大雪がしんしんと降る夜にチャイムが鳴って玄関出てもドアの前まで歩いて来た足跡👣だけがあったりしたが 幽霊を見たことはない。

だから霊感は無い。

一人暮らしに憧れていたので、ぼろぼろの空き家を探していた。アパートなんかよりかっこいいべ と思ったから。単純な理由

ここは田舎で、一軒家なんてすぐ見つかるはず、だった・・

数週間してやっと見つけた一軒家 なんと二階建て!ヤッホー!

少し郊外だけど、真横に線路あるけど、家賃一万円ポッキリだし全然オッケー!

この時点でもうアウト!気づきなさいよ俺!  一万円はおかしいだろ!    やっと見つけた一軒家だから浮かれてたんだ。

大家は街中心部にある米屋の老婆だった、知り合いの知り合いのツテで紹介してもらった。月末になったら婆さんの所に直接行って現金を渡すシステム。       うん 無駄がないな、婆さん。

初めて家を見たのは入居する日だった。 見た目古いけど、悪くないじゃん!   玄関のドアを開けたら ん?カビ臭い? 前の入居者家族は先週出たらしいが?  何故カビ臭い?            そうか!そういう匂いの家族なんだな! オーケーだ、ノープロブレム!  

玄関入って右側に茶の間、左側にはトイレ、目の前には・・扉?  ガチャ   あー階段かぁ・・すごい狭くて急なの。真上見上げてる感じで階段全体はすごく暗くて最上部はよく見えないけど部屋からの日差しが差して明るく見える。なんとも、明暗がはっきりしていて気持ちが悪い。

右の茶の間に行くにも扉を開ける。ガチャ広い茶の間だった。たしか12畳くらい。 部屋の真ん中にいかにもストーブ置いてましたって跡がある。そこを堺に床の色が違っている。台所との境界線なんだ。昔は仕切りがあったのだろうが、外してひとつの部屋となっている、かなり広いぞ!

今度は茶の間を挟んで左右に部屋がある。右側は擦りガラスで出来た横に引くタイプの扉。よく田舎の爺ちゃん家にあるようなやつ、隣りが良く見えないけど光は差し込むようになってるやつなんだけど・・ガラ最初に目に飛び込んで来たのは大量の黄色い呪符!部屋の至るところに貼ってある!そして眼下に広がる大きな穴!    穴?  ・・土が見える  (´・ω・)? 

畳が腐って床下まで全部落ちたらしい。 無言で閉める。(何も見てない何も見てない何も見てない)

左の部屋に向かう。いかにも寝室。ふすまがあって、窓から日差しが差し込んでいてほっとする。 次は台所っと、     水が地下水から汲み上げるタイプだと!

動くのかこのポンプ? うん!動かない。まぁ料理作らないし いっか! 


生活出来る訳がない! 完全に騙された!なんなのこの家?  

怖いんですけど!!      


とりあえず生活したら、愛着湧くのかな?気にならなくなるとか?        せっかくの一軒家だし様子見てみるかな?

これが最悪の始まりだったんだ、

次回に続く


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