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大人が幸せになることで、もっと日本をハッピーにしよう!

最近ユニセフが7年ぶりに公表した報告によると、日本の子どもの幸福度は、38か国のうち世界37位だったといいます。経済的にも豊かで、平和で治安も良い国なのに、まだ社会の荒潮を体験していなく、無邪気に楽しく過ごせるはずの子供たちが幸せじゃないとは悲しいなぁと思いました。

日本人は真面目な人が多いので、もっと皆さん人生を楽しんで良いと思います。他の人の目や常識にとらわれすぎずに、肩の力を抜いて、感情に素直になって、今を楽しんでイイと思います。

他の人のためや将来の自分のためだけに生きるのではなく、今の自分を感情に意識を向けて、本当にしたいことに正直に生きていこうじゃないでしょうか。そんな大人を見て、子どもたちも楽しんでいけると思います。

反対に、大人が楽しんでいないと、子供たちにもそれと同じパターンが起きてしまいます。小さな頃から、将来のために今の幸せを犠牲にして、自分の生産性を高くすることにばかりフォーカスするようになってしまうんです。

「遊んでいたら、国際化やAI化で競争が厳しくなった社会では勝ち残れない」とか「色んなスキルや資格をつけておかないと将来が不安だ」などという恐れや焦りから、疲れている身体にムチを打たせながら、成績や結果ばかりを求めたり、怒涛のように時間に追われた子ども時代を送っているから幸せを感じられないのかもしれません。

生産性や将来の目標ばかりを考えて、「もっと良い成績を取ろう」「もっと良い学校に入ろう」「もっと良い仕事につこう」「もっとお金を稼ごう」ばかりが目標になってしまえば、誰だって辛くなります。

以前の私も生産性ばかり重視した極度のワーカホリックでした。だから、自分が楽しむことを素直に許可できない気持ちや生産性をついつい優先してしまう気持ちもよ〜くわかります。

1分1秒たりとも無駄にせずに、何か意味がありそうなことをすることに命をかけていました。スケジュールがびっしり詰まっていて忙しくしているのが、「充実していて素晴らしい」と勘違いしていたのです。

例えば、片道1時間以上かかる出勤中の車の中では、その時間を有効に使うために、必ず何か学習的な音声教材に耳を傾けていました。仕事が終わると、効率よく家事をこなし、それが終わったら、また仕事関係でできることを準備していました。外国人として働いていたので、そこに引け目もあり「人一番努力しなければ」と思いこんでいたのもあったと思います。

仕事が休みの時も、普段できない家事をこなしたり、銀行に行ったり、必要な物の買い出しのために出かけたりと、何かしらの目的を果たすための行動をしていました。やらなければいけないことが終わったら、また仕事の準備に追われていました。3ヶ月後の成績表に取り掛かったりもしていたので、仕事が片付くということは決してありませんでした。

家族の時間さえも、自分の生産性をはばかるものとさえ感じていました。子どもたちに、「早くしなさい」というのが口癖でした。日常生活をチェックリストのように、素早くこなし、常に「次は何をしなければ」に追われながら生きてきたんです。

人の子どもを育てながら、フルタイムで働き、楽しまずに忙しく生きてきたら、そんな生活にも喜びも感じられなくなり、精神的、肉体的な疲れもピークに達しました。職場で倒れたり、病気になったりして、やっとそんな生活に無理があると気づいてきました。

こんな風にいっぱい壁にぶつかりながら、「生産性ばかりを優先せずに、肉体的にも精神的にも余裕のある豊かな生活をしていきたい」と思えるようになってきました。「せっかく家族に恵まれ、好きな仕事もあるのに、このまま日常生活を楽しまずに死んでしまったら、絶対後悔するな!」と感じたんです。

自分が人生に望むこと、大切なことが何かがわかり、それを犠牲にして、将来に特になりそうなやらなければならないことばかりに取り組んで、生き急ぎたくないと気づいたのです。

食べたいものを我慢せずに食べたり、お金や時間がないという言い訳をせずに、旅行に行ったり、仕事をやめて自分のスタジオを始めたり、今の自分を大切にして、やりたいことは全てやる人生に少しずつシフトしていきました。

それでもまだ「何か生産的なことをしていないとダメだ」という価値観がまだ残っています。コロナの頃に、スタジオを閉めて仕事ができない時、無価値感、罪悪感、焦りなどを感じました。かなり手放してきたと思っていましたが、まだまだ手放していかないとなぁと思いながら、自分に向けてこのブログを書いています。

ほとんどの幸せを感じることは、生産的ではなく無駄なことです。私の場合、ヨガや瞑想をしてリラックスしたり、自然の中をゆっくりと走ったり、家族と美味しいものを食べたり、お菓子を食べながら映画や動画を観たり、お風呂に入ったり、ペットとじゃれたりすることが、そんな幸せ時間です。

これらの幸せ時間は全て、お金などの目に見える結果を残すような生産性はありません。けれど、日常の中に幸せを感じられる余裕がある質の高い時間なんです。楽しくしていても、辛くしていても、同じように時間は過ぎていきます。それだったら、めいっぱい愉しんで過ごしたいと思いませんか?

自分を満たして幸せでいることで、他の人にもそんな幸せオーラを与えられるようになります。子どもたちのためにも、まずは自分からそんなハッピーを優先する生活に日本の大人の人々がシフトしていったらいいなぁと思います!

他の人に喜びを与えるアナタは、きっともっともっと与えられるはずだわん💕