美しいだけじゃないリアルな古民家ライフ パート2
前回の記事はこれです!
前回は前置きが長くてなって
本題に入れなくなったので
今回はビビりながらも
腹をくくります!
私の古民家についての
主観的で個人的な感想を
早速シェアしていきますね!
〜〜〜
古民家の美しさは
確かです!
外から見て
うっとりします。
中も素敵です。
ウチはリフォームして
さらに素敵になりました。
大きくて
清々しい空気が
流れている玄関とか
日本庭園が見えて
日差しが心地良い縁側とか
梁がいい感じに見える
高い吹き抜けの天井とか
素敵な箇所が
いっぱいだし
美しいものに
囲まれているって
幸せだけれど
実際に住むとなると
古民家の場合
他の面も色々あるなって
私が感じてきたことを
6つピックアップしました。
正直言って全部
ネガティブなことなんですが
せっかくなんで
リアルなことを
話しますね!
① 寒い!
古民家って
暖房材もほとんど
入っていないものが多くて
ペラッペラの
障子とかガラス戸が
寒い外の空気を
そのまま中へと
運んできます。
開放的な造りなので
色んな所に
隙間があるから
隙間風もすごいんです!
暖房をつけていないと
外とほとんど同じぐらいの
気温になります。
寒いのが苦手で
札幌に住まなかった私を嘲笑うように
私の家族は
「千葉の方が札幌より中は寒いよ!」
なんてコメントをするほどの
寒さです(涙)!
② 歪む!
伝統的な
古民家っていうのは
石の上に
立っているものが多くて
実際のところ
空中に浮いているんですよ。
そして
それなりの年月が
経っているため
老朽化が
進んでいることも
多いので
大掛かりな解体をして
きちんと
壁を全部撤去したり
骨組みを補強したりの
構造からのリフォームをしない限り
少しずつ
建物が歪んでしまいます。
地震や台風などの
天災によっても
かなり歪みます。
ウチの古民家も
家の中心辺りの床が
沈んできたり
障子がうまく
閉まらなくなったりなどの
多少の歪みを感じてきてます。
歪みで
正面玄関のサッシの
鍵が閉まらなくなって
カギ屋さんに
来てもらったことも
ありました!
家が歪むのが
気になる人とか
崩れてしまうかもって
不安になる人は
大変かもしれません!
③ お金がかかる!
上に述べたような
古民家特有の
寒さや歪みなどの問題を
解決したり
完璧な美しさを維持しながら
安全や機能性も
求めるには
相当な費用をかけて
徹底的にリフォームを
しなければなりません。
古民家は構造が
デリケートなので
一般の大工さんでは
対応できない面も多いです。
新築で家を建てるよりも
リフォームだけで
もっともっとお金が
かかることになります。
私たち夫婦も
このことは
実際に住んでから
気づいて
ガビーンとしてます。
④ 色んな動物と遭遇するかも?
古民家が
建っている場所にも
よるとは思いますが
現時点で
住めるような状態で
残っている
古民家があるとしたら
都会ではない可能性が
高いと思います。
だから
蚊やハエやゴキブリなどの
虫がウヤウヤいるのは
もちろんのことです。
その上
他の色んな小動物とも
共存していかなければ
ならないんです!
私はキャンプとかの
アウトドアも好きだし
基本的たくましいタイプの
バックパッカー育ちなので
そんなに野生の動物には
動じない方だと思います。
それでも
この家に住みはじめてから
野生のアライグマやハクビシン、
猫ぐらいの大きさのネズミや
突然家の中へ入ってきた鳥などとの
たくさんの動物たちと
ハラハラドキドキの
ビックリ遭遇を
繰り返してきました。
ハクビシンやスズメバチが
ウチの敷地内に
住みはじめて
駆除をしなきゃいけない
こともありました!
この2つの駆除ストーリーは
長くなるので
ここでは話しませんが
とにかくドラマでした!
私たちが寝てる間に
タランチュラなみの
こぶしサイズの
大きなクモが夫の顔に
落ちてきたことがあって
「うわー」っていう
彼のわめき声で
目が覚めた夜もありました。
さすがの私も
あの後何日かは
夜寝る前に
天井をチェックしてから
寝てました(笑)。
⑤ ライフライン弱いかも?
台風15号で停電になった時
住宅街の方にある
私のスタジオは
1日で電気は回復したのですが
自宅の方の古民家は
10日以上経っても
回復しませんでした。
人口が多い地域の復旧を
優先させるのが
普通なので
田舎は全てが遅くなります。
ラッキーなことに
井戸水があるので
水道は止まらなかったことが
不幸中の幸いでした。
暑い中クーラーや
冷蔵庫などが
使えなくて
辛かったことを
思い出します。
近所の農家さん達は
井戸水はもちろんのこと
発電機も
持っていて
そんな影響を受けずに
普段通りの生活を
してました!
それを見て
台風が落ち着いた後
早速ウチも
太陽光電入れました!
今やインターネットも
ライフラインの1つです。
電気が切れると
ネットも使えません。
それを考えると
ライフラインの
バックアップなども
必要な投資になるかもしれません。
⑥ ご近所さんとの付き合い、難しいかも?
私たちのご近所さんは
ほとんどが
何世代も続いてこの地域に
住んでいる農家の方です。
そんなに親しくは
してませんが
会うと笑顔で
ちょっとした会話が
できるような
私にとっては
ちょうどいい関係が
築けています。
田舎では
地域との結びつきが
大切なところも
多いかと思います。
私たち夫婦も
一応やる気は
あったんで
そんな地域の活動にも
貢献したいなと
思っていました。
けれど電話口で
「日本語ができないご主人とか
女性の私が無理して
参加しなくていいですよ!」
なんて言われてしまい
活動への参加を
シャットアウトされて
しまいました(痛っ)…
まぁー
会合とか
草刈りとか
実は苦手だから
できなくても
良かったんですけど
見方によっては
私たちは
近所の輪にうまく入れなかった
っていうことにも
なりますよね!
よそものが古民家に移住して
ご近所さんと上手くやっていくのは
難しいことかもしれません。
〜〜〜
はい、
こんなんで
いかかでしょう?
私個人が
古民家での暮らしから
リアルに感じたこと6つを
挙げてみました。
「不平不満リスト」
のようになってしまいましたが
そんなことを忘れさせるぐらい
素敵なことも
この古民家に住んでから
たくさんありました。
コロナの自粛期間
窮屈な思いをせず
生活ができたのは
この家のおかげです。
素敵な夕陽が見えること
犬たちとのびのびと散歩できること
海や山、たまには都会とか色んな所へにも簡単にアクセスができること
美味しい野菜や果物、新鮮な魚介類などが手に入ること
たくさんの素敵な人と出逢えたこと
この家に住んだことからもたされた
素敵なことがいっぱいです。
私はモノには
そんなにこだわらない
ミニマリストなんですけど
家は別物ですね!
家には
ペットのように
愛着がついてしまいます。
昔住んでいた
ヘボっちいアパートでさえ
引っ越しをするときには
ちょっと悲しく
センチメンタルな
気分になってしまう人です。
この家には
今まで住んできた家の中で
一番じゃないかっていうほどの
思い入れがあります。
ウチの可愛いワンちゃん2匹が
畳を掘って
めちゃくちゃにした所とか
障子に穴をあけた所とか
フローリングに
爪を立てて傷をつけた所とか
少しずつダメージが
できてしまっていますが
モデルハウスとか
旅館のような
整った美しさではなくても
どんどんと
年が経つほどに
味がでて
愛着がでていくのも
愛おしいです!
それでもやっぱり
寒いのと
動物とのドッキリ遭遇は
いつまで経っても嫌なのよ〜!
〜〜〜
今日のヘッダー画像も
また千葉県山武市にある
古民家の宿泊地
サンブライトさんのものを
お借りしました。
ありがとうございます!
この古民家も素敵だけど
ウチの方がもっと…
って、今言おうと思った言葉を飲み込みます!
これ以上の自慢は
いい加減、嫌われたくないから
やめておきます。
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