見出し画像

エネルギーのバランスを整えるのがヨガ!

ナチュディオを含めて、現在ヨガスタジオなどで行われているほとんどのヨガは、「ハタヨガ」と呼ばれる流派が基盤となってできたものです。

「アイアンガーヨガ」も「アシュタンガヨガ」も「ヴィンヤサヨガ(パワーヨガ)」も「ホットヨガ(ビクラムヨガ)」もハタヨガを元に作られた流派です。

ハタヨガでは、主にヨガポーズや呼吸を通して身体を動かすことで、「プラーナ」という生命エネルギーのバランスをはかろうするために考案されました。歴史も長く、一般的な人にも馴染みやすいヨガです。私も運動としてのヨガから始めて、身体が変わるにつれて心が変わってきました。

もっと掘り下げて説明すると、「ハタヨガ」の「ハ」は、太陽のエネルギーのことであり、「タ」は月のエネルギーを意味しています。この対照的な2つのエネルギーのバランスをとり、調和させていくプロセスがハタヨガなんです。

「ハ」は、太陽のエネルギーだけではなく、「男性的で能動的に外に向かって行動するエネルギー」「力強い動き」「陽の要素」「吸う息」「交感神経」などを象徴しています。

反対に、「タ」は、月のエネルギーの他にも、「女性的で静かで落ち着いていて内に向けたエネルギー」「リラクゼーション」「陰のエネルギー」「吐く息」「副交感神経」なども表しています。

ヨガという言葉は、「結ぶ」という意味があるので、このような相対する2つのエネルギーを結びつけバランスをとることを原則として作られたのがハタヨガなんです。

身体全体をバランス良く動かしながらポーズをとっていくと、骨格、筋肉、内臓などを本来の位置に戻して、本来の働きができるように調整をしていくことができます。

そうやって調整された身体は、プラーナをブロックしてしまうような偏り、傾き、歪み、こわばりなどがなくなっていきます。そうすると、心身共に中庸のバランス感覚が向上していきます。

現代社会はストレスが多く、行動的で男性的な「ハ」のエネルギーが優位になっている人がほとんどです。ある研究によると、10人のうちの9人がそんなエネルギーがアンバランスな状態になっていると言われます。

私も今ではかなりゆるくなってきましたが、意識をしていないと交感神経優位な「ハ」のエネルギーばかりが強くなりがちになってしまいます。

ヨガをしながら身体を緩めて動かしていくと、経絡(チャクラ)が巡って、隠と陽のバランスが整います。だから、心身ともに元気になるんですね。

呼吸法でも2つのエネルギーのバランスをとることができます。片方ずつの鼻から交互にリズム感良く吸ったり吐いたりする片鼻呼吸法の「ナディショドーナ」がその1つです。2つのエネルギーのバランスが取れ、自律神経が整います。

10月生まれの天秤座の私ですが、何をしてものめり込んでしまって、いつも天秤はどちらかに大きく傾いています。うまくバランスをとっていくのが、私の人生での課題です。ヨガが私の天秤の中心軸となって、バランス感を養ってくれているようです。

他の人に喜びを与えるアナタは、きっともっともっと与えられるはずだわん💕