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影は幻影.1

光を探していると影が撮れる


 はじめて使うフィルムにはドキドキします。

 今回カメラに通すフィルムは、ロモグラフィー社のFANTOME8というモノクロフィルムです。テストを兼ねて、急いで撮って、急いで自家現像してきました。もちろん楽しく。


※このnoteは他ブログに令和5年4月3日投稿した記事の転載です。現在他ブログから記事を移送作業中なので、タイムリーではありません。


「Lomography Fantôme Kino B&W ISO 8 35mm Film」は、ロモグラフィーのB&W Kinoフィルムシリーズに新しく登場した ISO 8のフィルム。サイズは35mmのみとなっている。ドイツの映画会社より入手した映画用フィルムから切り出されて作られており、ハイコントラストな描写が特徴のフィルムだ。

超低感度ISO8のモノクロフィルム ロモグラフィー「ファントムキノフィルム」


 街にも桜が降りてきました。今日は街角スナップ日和です。

 このフィルムはコントラストが強く、光を追うと影が付いてくるという印象です。
 とても良い天気でしたので、EV15固定で1本廻し終えました。
 ISOが8と超低感度フィルムなので、絞りとシャッター速度の組み合わせは、はじめから開放F1.9、1/500秒と決めていました。ですので露出に気を取られず、ファインダー内の出会いに集中できたのでした。

フィルムの最初の捨てコマ。なんとなくフォトンを拾っているようで、スキャンしてみました。
公園には桜が咲いていました。
公園には補助輪付きの自転者が、相棒遅しと待っているのでした。私の癖で、右下がり。
見上げれば、そこにも桜が。
ブロック塀の上にはみ出している、木々の影。
紅梅は、光の粒。