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【加齢現象と腰痛の関係】

一般的に脊椎は椎間板、椎間関節、靱帯、筋肉により支持され、バランスを保っています。
この椎間板や関節、靭帯は歳とともにみずみずしさが減り、滑らかさや弾性も損なわれていきます。
この加齢という現象の本当の原因はわかっていませんが、毎日のストレスの積み重なりは大きな原因のひとつといえます。

ストレスを抱えている男性
ストレス

一般的に『老化は、目と耳から』とよくいわれますが、人間のいろいろな機能のうち、運動機能は20歳代を境にそれまでは発達し、以後は発達のほぼ1/5の速度で衰えていくされています。

これは生物である以上避けられないもので生理的機能低下とよばれます。
人は、理論的には125歳まで生きられるとされています。
世界最高齢の記録はフランスのカルマンさんという方で1997年に122歳で亡くなったそうです。

しかし、現実はいくら日本人の平均寿命が伸びたといっても、
厚生労働省の「簡易生命表(令和5年)」によると、2023(令和5)年の日本人の平均寿命は男性が81.09歳、女性が87.14歳です。
この差はなんでしょうか?

長い一生のうちには様々なストレスに遭い、病気にもなります。
これによる機能低下を病的機能低下とします。
また、適度な運動がなされていないための機能低下(廃用性機能低下)もあります。
これらに気をつけて生活すれば、限りなく寿命は125歳に近づく可能性はあるかもしれません。
適度な運動はこのひとつの手段と思われます。

フレイル

腰痛に関しても同様に、疲労となるストレスを出来るだけ小さくし、筋トレにより筋肉を積極的に鍛え、安定した疲労しにくい脊柱を作ることにより、病的機能低下や廃用性機能低下を少なくし、腰痛の予防、または一度発生した腰痛の被害を最小限にとどめることが大切と思われます。

身体の不具合が感じられるようなら早めにご相談ください。

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