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短歌

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2024年5月の記事一覧

短歌無題

見えないものは聴こえるようにしてく
最終列車 そういう春だ

繰り返す言葉、見えないところさえ
愛おしかったりするのだろうか

ぐるぐると登り続けてなんのこと一番最後に忘れるだろう

知ってたような (短歌)

渡したはずのお土産が家にある
どこかぬけてる心地いい藍

気付いたら眠りに落ちたようなので
気付かれないで毛布をかけた

なんとなく知ってたような匂いとか
響く音さえ 気のせいだけど