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ある日突然、帯状疱疹になった話!お医者さんに聞いた対処法も紹介。

普段から健康で何も悪い所はないと自負している私。
ある土曜日の午前、夫婦で山へ車で出かけた。

水辺をゆっくり散策した後、標高の高い山頂からの美しい景色を眺め、そろそろ昼時なので、大好きなうどん屋さんへ。

フードコートのその椅子は、背中がしなるような柔らかい素材で出来ており、座ると後ろに反るような感じがした。

「動くのよ、これ。変わった椅子だね」と話しながら、「やっぱりここのうどんは美味しいね。」と夫婦してあっという間に食べ終わった。

いつもは来ないショッピングモールを楽しんで帰ろうかと思ったが、急にだるくなってきた。
カートに体重を預ける感じだ。それでも何とか買い物を楽しみ帰宅した🛒

左側の背中が痛い。左の腰が痛い(>_<)
筋を違えた?つりそうな感じもあるような。

あの変な沈む椅子のせいかもねなどと夫婦で話し、あまり気にせずにその日は眠りについた。

背中が痛いのは内臓の病が隠れている可能性もあると、以前何かで読んだ記憶が蘇る。もし重大な病だったらどうしよう。

翌日、何とか自力で治したいので、腰痛の本を読み、ちょっと指で押してみる。
そうすると少し痛みが落ち着いたような気がして、数分間、結構強めに指圧した。

その晩、熱い風呂に浸かると気持ちよかった。
いつもより長めに湯船に浸かった♨

翌日、あれ?痛みが強くなっているような。押しすぎたか?
背中なので良く見えないし…。青あざになってるのか夫に聞いたがそうではないようだ。

翌日、なんかお腹周りと腰回りがヒリヒリする。おかしい。
手で撫でるだけでも痛い。一か所、赤い斑点を発見した。おなかだ。

これはきっと山でブト(ブヨ、ブユ)に刺されたのかも?でも痒くはないから、ブトではない他の変な虫に刺されたのでは?毛虫の毒針毛?🐛

あの日はダボっとしたワンピースを着ていた。
山に行くのに軽装すぎたかな。
でも駐車場から歩いてすぐの場所ばかりだったし…などと夫婦であれこれ推測したが、わからないまま日にちが過ぎた。

病院に行くまでもないと感じていたのだ。

なんとかしたくて今度は虫刺されなら冷やすってのはどうかなどと保冷剤を当ててみたが、かえって痛くなった(>_<)

翌日もお腹と腰のヒリヒリは続いている。痛い。かゆくはない。
もうズボンのゴムさえ刺激になるほどだ。

日増しに段々痛みが強くなっているような気がする。
撫でただけで痛いってこれは一体何?おかしい。
私の体、どうなってるの?原因は何?病名は?😟
夫と話し合い、ネットで色々調べてみた。

帯状疱疹

帯状疱疹かもしれないとの結論に至った。
意外だった。それってストレスや過労で免疫が低下した人がなるんだよね。私そんなストレス抱えてる?などと話し合っていた。

夫が「出だしたね。赤い発疹が」と言った。
赤い斑点が左のわき腹や腰などにも認められた。おそらく帯状疱疹だ。

夫は以前仕事が忙しい時期に帯状疱疹になっており、経験者なのでわかるのだろう。これはもう病院に行かなければならない。
飲み薬や塗り薬を処方して欲しい。ピリピリして痛い。
とにかくこの痛みから解放されたい。
原因がはっきりしないと不安でたまらない。

その日はちょうど山に行ってから1週間。日曜日。
痛いけど休診日なので明日の朝イチで皮膚科へ行こう🏥
しかしかかりつけ医などはないので、必死で地元の良い皮膚科を探した。
話をよく聞いてくれる良さそう皮膚科が見つかった。
予約は出来ないのでとにかく朝一番に到着する!強い決意をもってその日は就寝。

病院には朝イチに到着し、少ない駐車場にも一番に停めることが出来た。
受付も一番だ。とにかく一刻も早く診て欲しい。
早く薬を飲んでこの痛みから解放されたい。

お医者さんは問診票を見て、「もう症状は出てますか?」と。
「はい」と答え、服をめくり左側のお腹と腰を見せた。
「これは帯状疱疹ですね。」とすぐに言った。

発症してから3日以内に治療を始めないといけないと読んだのですがと質問すると、
「大丈夫です。この状態はまだ発症したと言う段階ではない。
もっとひどい人はすごい状態。1週間で治ります。薬を飲めばやはり早く治ります。」
とのこと。安心した。

📝お医者さんに聞いた帯状疱疹の時の過ごし方


1. 患部を積極的にやさしくよく洗う。泡で洗うイメージ。
2. 温めるのは良い。
3. 冷やすのはダメ。
4. つぶさないこと。
5. 激しい運動はしない。安静にする。
6.   入浴は最後にした方が良い。

●7日分の抗ウイルス薬(途中で止めずに飲み切ること)
●軟膏
●5日分の痛み止め(カロナール)と胃腸薬。

ロキソニンは私にはきつすぎてお腹が痛くなるので、一番軽いのはと聞くとカロナールとの事だった。
胃を保護するための胃腸薬も必ず飲むようにと。
痛み止めについても飲めるかどうか確認してくれ、とてもありがたい。

痛いのでどこにも寄らずに帰宅。
すぐにシャワーを浴び、軟膏を塗る。
早めにお昼ご飯を食べ、すぐに抗ウイルス薬と痛み止めと胃腸薬を服用した。

それからは痛みの本格期に入ったのか、ずっと痛い。
発疹が水ぶくれにもなってきた。破らないようにしないといけない。
ピリピリするのは通り越し、針で刺されたような激痛が走ることも。
それもそのはず。これは神経に関連した痛みなのだから。
見た目にはただの発疹でも、かなり痛い。
痛みが来たときに筋肉に力を入れると、少し痛みが和らぐという技も編み出した。
まるで皮膚の皮膚の間に、尖った小石を入れられているような痛み。

寝ているときもずっと痛くて眠りが浅くなるほどだ。痛くてうめくほどだ。
おまけに体がだるくて何もする気にならない。
下に落ちたものを拾うのも痛い。かがめない。

お風呂もめんどくさい。リンスもトリートメントもなし。シャンプーして石鹸で体を洗い、洗顔する。
積極的に洗った方が帯状疱疹に良いので、朝、夕、寝る前という風に、1日に何度もシャワーを浴びて患部を優しく泡で洗った。
その度に軟膏を鏡を見ながらお腹や横腹や背中に塗った。

眠れるときは眠り、治療に専念した。

テーブルに座る時もお腹が痛いので、背筋を伸ばして座る。
こうすると痛みが少し和らいだ。
いつもの猫背は本当はよくないから、完治してもこの姿勢は続けたい。

毎日少しずつだが、完治に向かっているようだ。
でもまた痛みはある。何もしていない時も痛むし、触るともっと痛む。
水ぶくれは無くなったが、発疹はまだある。
早くいつもの健康な自分に戻りたい。

1年後、発疹の跡はもうなく、きれいに完治した。
発症したと思ったら早めの受診で薬を飲めば早く治るので我慢しないで欲しい。

いつも病気になってから、普段、健康な状態で過ごせることの大切さを思い知るのだ。
自分を労る。そのようなことも疎かにせずに過ごしたい。そう思った。











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