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美しく燃えているひとのことを想いながら眠る


旅先からいつも葉書をくれる友人がいる。

その突然の便りから感じる時差にいつも心がふっと軽くなる。
このたびはメキシコの風をまとった、凛々しい表情のフリーダ・カーロの葉書。あなたが遠く遠くほんとうに遠いところで愉しそうに暮らしているのを知るといつも生きる勇気がわくよ。


好きなひとたちが遠くなる ってことが大人になるということなんだろうか、とせつなく思っていたころもあったけど、
「遠くにいるひとのおかげで乗り越えられる日がある」ということを知れたのは大人になってよかったと思うことのひとつだ。


愉しそうに生きるひとたちから時々思い出してもらえてうれしい。
そう遠くないいつか、あなたの、あなたの、あなたのお気に入りの場所になった土地に行くことができますようにと思いながら眠る。暮らしを続けていく。


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