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読書の日記

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2023年6月の記事一覧

読書日記 「反脆弱性」

読書日記 「反脆弱性」

お気に入りのタレブさんの作品です。
何となく、昨日の「これ、食べていいの?」を読んでいく中で、
食べ物に対する何かの記述があったなあって思いながら、その箇所を見つけ、読んでました。

大企業と、職人の商品の違いについて触れています。
大体の話、企業が売るのはジャンク・ドリンクで、職人が売るのは上質なチーズやワインだって話を書いています。

コカ・コーラや、ペプシコみたいな企業。
砂糖水や、砂糖の代

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読書日記 「これ、食べていいの?」

読書日記 「これ、食べていいの?」

マイケル・ポーランさんの本です。

一時期、飯を作ることに極度にハマっていだ時期があって、その系統の本もたくさん読んでました。

そのうち、土井善晴さんの「一汁一菜でよいという提案」とか、最適な食事って人それぞれじゃね?っていうのや、そもそも今、人って食い過ぎじゃないのか?
ってのがあり、
ま、その他、諸事情で料理から離れていくんですが。

ハマってた時期にこの人の本も読んでて。
確か、人と料理が

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読書日記 「最悪の予感」読了

読書日記 「最悪の予感」読了

時間がない中、何とか読み切りました。
面白いというか、身に染みる本でした。

いくら優れた組織であっても、意識がしっかりしていないと機能しないんだなとか。
やっぱり目に見えない問題は実感しにくいよなとか。
本来、ヒーローなんだけれども脚光を浴びる事無く、何なら非難されてしまう報われない人たち。
今回、皮肉にも脚光を浴びた感謝すべき人達の話ってイメージでした。

僕の好きな作家の一人、タレブさんの「

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読書日記 「逆資本論」読了

読書日記 「逆資本論」読了

色々わかりやすくて面白かったです。
わかりやすいってのに、何か罠があるかもですが、理屈は心地よいほどわかります。

気候変動も、日本の引くほどの停滞も、国の覚悟が半端だから、もしくは方向があやまってるからだって感じで。
もうほんと、戦争のつもりでやらないと!!って危機感が伝わりました。

特に面白かったのは、民主主義の欠陥について語ってたところで、
18世紀のルソーって哲学者が指摘したのが未だ変わ

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読書日記 「野菊の墓」

読書日記 「野菊の墓」

往年の名作です。って、あまり知りませんでしたが。

最近、夏目漱石あたりの作品とか、往年の名作を読もうかなと思ってて。
大体無料でよめるじゃないですか。何とか文庫とかで。
ある人に勧められて読んだんですが・・・・。

時代背景が今と違うとはいえ、感動しました。
なんか、矢切の渡しって聞いたことありましたが、これが元ネタなんでしょうかね。悲しい、切ない、別れというよりか、悲運って感じのお話でした。

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読書日記 「ロングレンジ」

読書日記 「ロングレンジ」

伊坂幸太郎さんの書きおろしらしいです。
kindle読み放題で読みました。

2話あって、二話目は別の作品「アイネクライネナハトムジーク」の第一章がまんま載ってます。
したがって、メインは1話目です。

あ~。いるわ~こーゆー人達。主に娘と母親。
勝手に自分の中で騒ぎを大きくして、勝手に自分の中で被害者ぶってる人。
人騒がせっていうのか、お節介っていうのか。
ただ、なんか憎めないっていうのもこうい

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読書日記 「最悪の予感」

読書日記 「最悪の予感」

マイケル・ルイスさんの作品です。
確か、野球に新たな色んなデータを持ち込んで、弱小軍団を、常勝チームに育てた人の小説「マネーボール」って作品で有名です。

その方の、コロナのパンデミック時のアメリカを描いた作品だと思われます。
コロナ振り返りシリーズ第二弾って感じです。
なんか忙しく、まだほぼ読めてませんが、出だしが面白いです。

コロナのパンデミック前に、世界の優秀な方々が集まり、
「どの国がパ

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読書日記 「逆資本論」

読書日記 「逆資本論」

漫画。
経済の話かな?と思えば、ほぼ気候変動対策をどうする?の話になってます。

気候変動も、今の日本の経済問題も根っこは同じという展開で、どうしたら良い?
ってのをわかりやすく書いている作品です。
まだ全部は読んでないんですが…

読んでて、何年か前にビル・ゲーツが出した本を思い出させました。

英語版のを買って、頑張って読み切った思い出が。
これによれば、二酸化炭素って、自然にはなかなか減らな

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読書日記 「寝ずの番」読了

読書日記 「寝ずの番」読了

なるほど。
落語家一門の、師匠、一番弟子、師匠の妻のお三方が亡くなった際の通夜でのやりとりなんですね。

ま、やりとりの内容は前述しましたが、やっぱり昭和の、しかも落語界のはちゃめちゃな行動がメインに書かれていますね。

お通夜ってのは不思議ですね。
僕は幸いなことに、まだ両親は健在です。
色々身体が、悪いところありますが。

とはいえ、40代。
幼馴染の親や祖父母、親戚のお通夜に行く機会はありま

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読書日記 「身銭を切れ」2

読書日記 「身銭を切れ」2

いつぞやの、ブラントさんとタレブさんの論争とゆーより、やりとり。

遺伝子組み換えの問題。
タレブさんは、この本に書いてあるみたいな事で、再び読んでみました。

ブラントさん→遺伝子組み換えなんて、自然界ではびっくりするくらい行われている。
こっちはテクノロジーで、その速度や確率を高めただけ。

ってのがあって。
それに対してタレブさんは、ちょい過激に一蹴します。で、この本にも書いてるってつぶやい

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読書日記 「推しの子」

読書日記 「推しの子」

子育てで、ややノイローゼ気味で、精神的にも肉体的にも疲れがどっと出てる妻ですが、それでもようやくネット動画を見るゆとりが出来たようです。

なぜか、「なんでも鑑定団」が好きな妻。
子育てで、全く見なくなってましたが、ようやく最近見ています。
で。色んなアニメをも適当に見たりしてる妻。
最近、「推しの子」を見てるようです。

そういう時、僕もたまに見てるんですが、たまにだし、集中してみてるわけではな

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読書日記 「浦島太郎」

読書日記 「浦島太郎」

浦島太郎。別に誰かの新作とかではなく、普通の浦島太郎です。
妻はインドネシアの人なんですが、のちのち子供に読み聞かせとかするために、昔話とか絵本に手を出しています。桃太郎とかですね。
近所の図書館へ行ったりして。

先日、仕事から帰ってくると妻が不思議そうな顔をして聞いてきます。
「浦島太郎、あれって何?なんで亀を助けたのに知り合いが誰もいなくて、一人っきりな目に合わないといけない?私のリーディン

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読書日記 「寝ずの番」 中島らも

読書日記 「寝ずの番」 中島らも

破天荒な落語家師匠の、臨終間際の一言からはじまります。

方言、やや下ネタ。昭和の酔いどれオヤジのようなノリで噺がすすみ、それが面白そうです。
ええ。まだ途中ですし、今朝読み始めましたが、
朝読むにはカロリーが高すぎました!!
かなり濃いです。
寝起きすぐにケンタッキー。中年には流石にキツいっす。

そんな濃さを感じながら。
ここまで破天荒じゃなくても、師匠や、恩師みたいな人を持ってる人ってどれく

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読書日記 「身銭を切れ」

読書日記 「身銭を切れ」

「ブラック・スワン」で有名なタレブさんの本です。

あまり何も本を読む気が起きない時は、この人の本を読みます。
小学生の頃の「科学の不思議」系統の本みたいに、なんか何度でも読んでしまうんです。
難しいってのもありますが、面白いが上回るってやつでしょうか。

少数決原理の話が面白いです。
実は頑固な少数派で物事が決まってくる事が多いってお話。
もしかしたら、今話題のLGBT法もかな?
って思いました

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