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りんごとみかんで           働く人と組織がごきげんに

今回は働く人と組織がご機嫌になっちゃう関係性構築のOS。

DXOの要となる「りんご」と「みかん」を紹介します。

青果店に売っている果物のりんごとみかんではなく、

手放す経営ラボで使われている
RINGOプロセスと
MIKANシステムのことです。

今回はこの2つを以下の流れに沿って説明していきます。


Ring and Go のRINGO プロセス


意思決定のながれと3つのOS

あなたは会社に対してもっとこうしたら働きやすくなるのではないか?とか
効率良くなるのではないか?とアイデアを思いついたことはありますか?
そしてその提案をしてみたことは?

私は過去、台湾の大企業マーケティング部で働いていた際に、

作業効率向上のため、新たなソフトウエアを導入したことがあります。

その時はまずは直属の上司に提案をし、

承認が得られた後に、同じタスクに関わる他の同僚達にも

そのソフトウェアを導入することによって

どのようなメリットがあるのかを説明し、

部内の同意も複数得られたところで、
部長宛に提案書を作成し提案。

部長の許可が得られたのちに、
購買部にソフトウエアの購買申請と

ITにセキュリティの一時解除をお願いして、

大体導入までに2~3ヶ月を要しました。

事前のソフトウエア検討・試用期間も含めれば6ヶ月ほどで、

導入までにはそれなりの時間がかかった記憶があります。

DXOでは経営の仕方をOSと捉えていて、

そこには以下3つのOSの形があるそうです。


3つのOSの違い

ラボのリンゴプロセスである進化型OSの場合、
一人ひとりの中に眠っているアイデアや意志を発芽させた後、
上司・同僚・部下の階級に関係なく、
一度に提案に対する意見や意志を交換し合い、

最終的に発案者がみんなの意見を踏まえて、

既定のフォーマットに沿って最終決定をするので、
意志決定までの時間が他2つのOSよりも早く、

関係者全員が自分の意見を吐き出す機会があるので、
関係者のごきげん度も高まりやすいそうです。
そして意思決定社の方からすると、決断することが減り、
社員は会議の回数が減るというメリットがあるそうです。

本家「助言プロセス」との違い

ラボのリンゴプロセスには元ネタがあります。

それは、書籍「ティール組織」に出てくる、
アメリカのAESというエネルギー会社が実施している
アドバイスプロセスです。
ここでは、本家助言プロセスと、リンゴプロセスの違いを見てみましょう。

本家助言プロセス

  1. 誰かが組織にある問題や機会に気づく

  2. 提案をする前に影響を受ける人や、関係者にアドバイスを求める

  3. アドバイスを考慮した上で提案書を作成し提案

リンゴプロセス

  1. 自由に意見を出してみる

  2. どこに意思が芽生えたのかを確認する

  3. 規定のフォーマットに沿って意思を明確にする

  4. 意思を出して関係者から意見を聞く

  5. 意見を真摯に受け止めて意思決定する

本家助言プロセスは、この過程をオフライン、もしくはブログやメール、Loomioという投票アプリを推奨していますが、ラボではデジタルツール(Google drive, Notion, Slack or Discord, Zoom )で組織のOSアップデートをしているので、リンゴプロセスもSlack内で行われ、
基本誰がどんな発言をしたのかがフラットに見えます。
そしてラボにはあらかじめ以下のようなRINGOプロセスのフォーマットが
あるので、一から資料を作成するよりも提案までの敷居が低いです。
また、ラボの推奨するリンゴプロセスは会社の
お金を組織の改善のために自由に使える
みかんシステムとセットで稼働するので、ラボのお財布状況を鑑みて、
「今なら予算あるからこの提案はしやすいな」
などタイミングを見計らうこともできます。
りんごとセットのみかんシステムとはなんなのか、
それをこれから説明します。


Miんなの おkanねが回る MIKAN システム

プロフィットファースト

「プロフィットファート」はアメリカの起業家マイク・ミカロウィッツが
書いた書籍で提唱されているもので、売上入金口座をさらに利益口座、
給与口座、税金口座、事業経費口座に分けて管理しましょうという
ものだそうです。ラボのMIKANシステムは、
既存のプロフィットファーストを、単に口座を分けるだけでなく、
関係者間でお金が循環するように再設計したもの。
加えてMIAKANシステムの特徴は、この口座をクラウド会計システムの
freeeで管理し、口座の中身全てを社員が誰でもみられるようにしています。
もし、ラボ研究員がRINGOプロセスで費用のかかる、やりたいことがあった場合、MIKANシステムの活動口座から資金調達をすることができるのです。

このMIKANシステムはDXOをインストールした全ての企業に実装されるわけではなく、アクセラレートプログラムとして別でインストールが
可能なのですが、実際にMIKANシステムまでインストールした企業の事例もなかなか素敵なので、こちらもご紹介します。

みんなのお金になった結果

事例1:会社のお金を自分ごととして捉えられるようになった
MIKANシステムを導入すると、会計情報が透明化され
社員の誰もが会社のお財布状況を確認できるようになります
ある月、入金と支払いのタイミングが合わず
お財布のお金が不足する事態になり
社員間で「どうする?」と話し合いがもたれました。
最終的に「私たちの給与を遅らせよう!」となったそうですが、
一人暮らしで生活が大変な社員や
その月の支出がキツい社員には通常通り給与を支払い、
家庭内で複数収入源のある家庭は支払いを遅らせる
などの配慮も社員が自ら考えたそうで、とっても感動的!
この時、経営をしている方はただ議論を見守っていただけで
みんなでその場を乗り越えられたので本当にすごい。

事例2:元国税局の税務署職員からもお墨付きをいただいた
MIKANシステムを導入するにあたり、
経費の見直しを行なった
DXO導入後2年目のとある会社では、

退職金を支払うためにかけていた保険を全て解約し、
経費の見直しをし、ボーナスや社員の給与に還元したところ、
急に大きなお金の動きがあったため、税務署の調査が入ったそうです。
元々税理士さんには理解されず、反対されていたMIKANシステム、
税理士さんからは、とても厳しい元国税局の調査担当でいらっしゃるので、
きちんと提出資料を揃えて覚悟をしておいてくださいと言われたそうです。
社長さんも大変緊張されていたそうですが、
いざ、元国税局の調査担当者が来られると、
「御社のことはホームページやブログも徹底的に
調べさせていただきました。自律分散組織を実践されていて、
会計の仕組みも一般の企業とは大きく違う、
ということも全部調べてきました。本当にそんな運用ができるとは、
私自身も信じられなかったのですが、ここへきて、
本当にやってらっしゃることがわかりました。」

「全部見させていただきましたが、素晴らしいですね。
こんな会社が社会に出てくるなんて、本当に喜ばしいことです。
頑張ってください!」と褒められたそうです。
社長さんもその言葉をうけて大喜びし、
自律分散型経営に対する自信もついたそうです。

それだけじゃない、DXO導入後の変化はこちらから見られます。

今回のブログを読んでDXOが気になった方は
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