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オーガニックと有機とビオ。

これは地球環境の保全を意識し始めて食べ物にも気を遣うようになった29歳OLが新たな知識”有機”を身に付けた日の日記です。


エコロジー。地球環境について興味が湧いて、脱プラとか自分なりのルールを決めて毎日過ごしているけど、食べ物にも気を遣うようになってきたこの頃。

子供の頃から母親が有機野菜を買うようにしていたのは覚えていて、おぼろげに”有機”が体に優しいんだろうなと認識はしてました。

それから英語を話せるようになってオーガニックって言葉を知って、フランス語圏に移住してビオって言葉が出てきて、買い物する時はできるだけその言葉が表示された商品を手に取るようになりました。

自分の体と地球を想うと同時に会社を応援するという意味でも。

「ビオの玉ねぎはどこかな~?」「オーガニックのクッキーなら買おうかな」ってなかんじで気にせず使ってきたこの3つワード。どれもきっと似たような事なんだろうなと適当に流していたけど、ふと思ったんです。

ん?でも、有機ってなに??

高校の時なんか習ったな。有機物と無機物。炭素がどうとか、こうとうか。ちょっと意味を調べてみました。

ゆう‐き【有機】 
1 生命力を有すること。生活機能を有すること。2 有機物の性質をもつこと。3 「有機化合物」「有機化学」などの略。⇔無機。

え、どういうことだろう...?定義が壮大過ぎて分からない....

すこし詳しく調べると、有機物は生物が体内で作る炭素を含む物質のこと。特徴は焦げたり、燃えやすいこと。反対に無機物は金属などからできた物質で燃えにくいということ。

でも私が知りたい”有機”ではない気がする...

そこで、掘り下げてみようと思い、”農業の有機”として調べてみると「堆肥」を指して使っていることが分かりました。

たい‐ひ【堆肥】
古くから利用されている自給肥料の一つで,稲わら,麦わら,落葉などの植物残渣(ざんさ)を堆積し,発酵腐熟させてつくる。

なるほど、発酵させるということは微生物がどんどん分解して栄養を含んだ土にするのか!これを有機肥料って呼ぶらしく、反対に無機物を加工した化学肥料もあるということ。

有機肥料はスピードは緩やかだけど、土壌相を豊かにして作物を健全に育てる手助けをしてくれる。化学肥料は作物が育つのに必要な窒素とかリンとかを含んでるからスピーディに育てることができるみたい。

ちなみに、堆肥にするまでには1か月とか時間がかかる模様。やはり微生物の働きを利用するだけあって、じっくりゆっくり待って出来上がっていくんだな~としみじみ。速さ重視のこのご時世に慣れきってしまった私には少し長く感じたけど、これが本来の自然の流れなんですね。

有機肥料は素敵ポイントが多いなと調べていて関心しましたが、不安定さや時間の事もあり原価が高くなるということ。他にも土の窒素や酸素濃度が微生物の働きの影響で足りなくなり作物がうまく育たないなど、残念ポイントもある模様。なので農家さんたちは自然由来の農薬を利用して作物を上手に育てていっているということでした。


確かに、スーパーでBio商品を買うと3割増しくらい支払いしている気がするな~。(っていつも値段を確認しないでスーパーの買い物をしてしまう私は、実際本当に割高なのか定かではありません...恥ずかしいですが、商品の値段が買い物してると覚えられないのと、比較してたら買い物が一生できない!って思ってしまいます。)


では、有機の意味も分かったし、私が疑問に思っていたこのオーガニックと有機とビオの違いをそれぞれ辞書で調べてみました。するとどれも同じ意味でした。ただ言語のちがいだったんですね。これは安心、覚えやすい。

ちなみにビオはフランス語圏でよく見ます。ビオロジック(Biologique)を訳して、Bioって呼ばれていて、広告でも商品表示でも人との会話でもビオ(Bio)で浸透しています。日本ではオーガニックを無農薬という風に意味付けしたりしますが、英語で調べると必ずしもそうとは限らないようです。オーガニックを認定する機関の審査基準によると思いますが、有機栽培のように自然由来の農薬を使うことはOKとされているようです。


有機肥料で栽培することを有機栽培、その方法で育った有機作物。日本では有機野菜をよく目にしたけど、私の暮らす街はコットンやコスメにも有機栽培を取り入れる企業が続々と出てきています。なので、例えば洋服屋さんでもオーガニックコットンを配合しています!と宣伝をあちこちで見かけるようになりました。

大手スーパーでは社内独自の有機ブランドを作っていて、どんどん扱っている種類も豊富になってきています。


今日は”有機”について掘り下げてみて理解が深まりとても満足です。オーガニックとビオの意味も同じように理解できて、環境保全に関する知識が増えて嬉しい限り。

次は有機栽培や有機農法で出来た商品(作物、生活用品)に用いられる認証マークについて調べようと思います!



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