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地球と私たちに優しいプロダクツを買うために知っておきたいロゴマーク4つ

もう世界も日本も地球環境に目を向けるようになって、一般市場にもその動きが浸透してきていますね。プラスチックストロー廃止して紙や竹のストローに替えたり、マイバッグを常備してお出かけしたり、、私ものその一人で自分で出来ることを日々実践しています。例えば、スーパーでのお買い物ではオーガニックのみを扱うお店に行ったり、もしくは普通のスーパーで買い物するときはオーガニックのロゴが入った商品を買うようにしています。

でも、オーガニックのロゴが付いたやつを目印にして買い物かごに入れているだけでそのロゴがどこ発信なのかどこで管理されているとか全然気にしていませんでした。しかしながらつい先日、オーガニックがどんな意味でどんな使われ方をしているのか調べてから、ロゴの事を少し知りたくなりました。


日本でのオーガニック商品を識別するには有機JASマークが有名ですね。この有機JASというのは、日本政府が定めた基準に第三者(登録認定機関)が生産者の商品を調査をして有機認証をすると商品パッケージに表示することができます。オーガニックであることを商品には無断で掲載できず、必ず有機JASの認定が必要です。なので、例えば日本国産の野菜を買うときにオーガニックを買いたいなら、有機JASのロゴマークが付いているものを選べはOKということです。

日本では有機JASがメインなのであまり気にすることがなかったけど、ヨーロッパで暮らしていると、はるかに多くのオーガニック認証機関や団体がいて、どのマークはどこの管轄で誰に管理されているかさっぱり分かりません。私はヨーロッパに住んでまだ4年程ですが、オーガニック志向の人たちがどんどん増え、それに応じてスーパー社内オーガニックブランドが生まれるほど需要があります。

そこで今日はオーガニックビギナーの私が、家にあるオーガニック商品達を集めて、その商品に表示されているロゴたちの勉強をしようと思います。


ページトップにある画像にある通り、家にあるオーガニック商品を集めてみると、石鹸、牛乳、卵、洗剤、フルーツジュースなどなど。その写真からみえますか?ロゴと言っても複数違うロゴがあります。もう一度、ここに写真を張り付けておきます。

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大体が緑の四角い形をしたロゴマークで商品の端のほうに表示されています。では、色々あるので商品ロゴマークをみていきましょう。


こちらの商品にはECOCERT(エコサート)というロゴマークが付いてますね~。エコサートは世界でもトップクラスに有名で信頼のあるオーガニック認証団体らしいです。ちなみに、左が無漂白のコットンで、右は柔軟剤です。

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ECO CERT (エコサート)
1991年設立。仏トゥールーズを拠点に26か国にオフィスをもつ世界トップレベルの有機認証団体。政府関係者から有名大企業まで幅広く顧客をもつ絶大な信頼をもつ。日本にもエコサート・ジャパンとしてオフィスがあって、有機JASの登録認証も受け持っている。主に農産物、加工品、化粧品、コットンを対象にエコサート独自の基準、もしくは第三機関としてそれぞれの基準を満たしているか審査実施と認証をする。


続いて、カエルの絵が付いた食器用洗剤にはこんな可愛らしいロゴマークが付いていました。これはEU ECOLABELというらしい。

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EU Ecolable (イーユー エコラベル)、 通称 EU flower(イーユー フラワー)
1992年設立。環境に関する自主的企画として欧州委員会が開始。生産者側に生産ー加工ー管理において環境負荷が少ない商品を生産するよう促した企画。主に原料系で洗剤や塗料、繊維や電化製品、赤ちゃんケア用品に特化している。


続いて、こちら。オリーブオイルにあるロゴマークは2つありました。左はTHE EU ORGANIC LOGO、右はAGRICALTURE BIOLOGIQUE。

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THE EU ORGANIC LOGO(ザ・イーユー オーガニックロゴ) 
2010年設立。欧州委員会によって欧州環境基準を設けた際に開始。原料ー生産ー加工ー管理の全てにおいて審査基準が設けられている。ロゴマークを商品表示する際には必ず下記2つの情報を記載することが義務付けられていて、有機JAS同様にオーガニックと商品記載する際には必ずこの認証を取得しなければならない。

①行目:生産地国名、オーガニックであること、コード番号の記載
②行目:商品の原産地がEUなのかそうではないのか


ということは、このオリーブオイルはFR-BIO-10 / Agriculture UEと書かれているので、フランス産のオーガニックで、EUが原産地であるということか!これは分かりやすい。EUだと物の行き来が自由な分、商品情報があやふやにならないようにちゃんと掲載されていると購入側は安心できます。(UEとはフランス語でEUのことです)

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ではこちらはどうだろう?FR-BIO-01/Agriculture NON UEとあります。ということは、フランス産のオーガニックだけど、原産国はEU外ですよということですね。商品詳細に詳しく書かれているだろうけど、そのお国の言葉が話せない私にはとてもありがたい表示方法です。助かる~。


そして、葉っぱのマークと一緒に載ってるこちらのロゴマーク。

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AGRICALTURE BIOLOGIQUE(アグリカルチュール ビオロジック)
1985年に仏の農業省にて設立。フランス版有機JASで通称ABマーク。内容はTHE EU ORGANIC LOGOと似ていて、2010年以降はEU ORGANIC LOGOを重視するということで規制を簡素化させてあまり権限がない。ORGANIC LOGOには基準を満たせないけど、ABとして基準を満たすオーガニック商品に使用されたりする。



わたしの自由研究の結果、世界で超有名な独立団体と政府が運営していることが分かりました。審査基準も商品の原材料95%がオーガニックであること、原産地の土壌が3年は有機農法であること、など地球環境に負担の少ない消費循環を実現するために厳しい基準を設けたものばかり。どれも安心して手に取ることが出来ますね!

いまや、グリーンウォッシュという商品パッケージを緑色にしただけの怪しい商品が出回るようになっています。ロゴマークにも怪しい物があるかもしれません。私たちはエコ=グリーンとかロゴマーク=認証されたものなど、錯覚や誤解を起こしがちです。情報過多な世の中なので、しっかりと自分で見て調べて、納得できるものを手に取るようにしたいものです。

まだエコロジーに関わる認証ロゴについて触る程度しか分かってないけど、今度は審査の基準を掘り下げてみたり、新しいロゴに出会ったら疑問をもって、これは本物か否か、時間を割いて調べてみようと思います!







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