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大好きな極上ホテルに泊まることで、社会が1ミリ良くなる。壮大な勘違いが私を動かす。

『私は、私の好きを、叶えられる私がいい。』   

一番、怖い。
一番、やりたい。

そこに、本音は眠ってると思う。
  
本音は、その人にしか
抱けない感情。

世間が決めた良しとされることとは、
違うかもしれない。

親が口酸っぱく言ってきたこととは、
違うかもしれない。

でも、
人は自分の本音を大事にして
生きることで、
その人にしかない
唯一無二の輝きを
放てるんだと思う。


じゃあ、本音で生きるのって、 
どうして、できそうで、
できないんだろう?

1つは、
自分の本音を出したら
周りから否定されたことが
あって、自分の本音に蓋をするパターン。


もう1つは、
出産、育児、仕事など、
あまりにハードワークすぎて
自分の本音を大事にすることを
いつも後回しにして、
遂には本音がわからなくなってしまうパターン。


私はこの2つが複雑に
絡み合っていたから、
丁寧にほどいていった。

その時間は、
『えー!私そんなこと望んでたんだ?!』と信じられないレベルだし、

時には面倒くさすぎたし、

時には、傷付いた私を
癒さないと進めなかったし、
不安や怖さと向き合うことも必要だった。


私は、
『超がつく一流ホテルが実は大好きなんだ』と、 
気づいたとき、
すごく怖かった。


どうしてかと言うと、

私はずっと、両親から
『お前はお金がかかる』と
言われてきたから。


保育園の卒園式の前日、
大好きな祖母を困らせてしまった出来事は、
本音で生きることをやめるには、
十分な出来事だった。



私は保育園の卒園式につける、
かわいいリボンのゴムが
欲しかった。
(特別な日に、かわいくなりたい。これも私の特性)

母に相談したら、
黒いゴムを渡された。
よくあるシンプルなやつ。

いつも輪ゴムで髪を結んでいたので、
黒に格上げしたぞ、と。

リボンがいいな。。。

祖母に相談したら、
一緒に買いに行ってくれることに。

わーい!リボン!リボン!
明日は、かわいい私だぞー!

『おばあちゃん、これがいい!』
と、私が選んだものは
400円だった。

祖母は、困った顔で
『いいお値段するねぇ』と言った。

私はおばあちゃんこだから、
私の欲しいものが
大好きな人を困らせてしまったと
思った。

今ならわかる。

祖母は、義姉、義母と暮らし
お金のやりくりで大変だった。


祖母からすれば、
いつもTシャツ短パンの私が、
卒園式のためだけに使うリボンより、
400円で、
豚こま、もやし、キャベツを買って
家族のお腹を満たしたいはずだ。

私は慌てて、
お店で1番安いゴムを探した。


190円!!あった!



それは、紫色のカエルのゴム。

リボン、、、無理だ、、、


『おばあちゃん、やっぱりこれ欲しい!』と
言った。

帰り道、泣かないように必死だった。
おばあちゃんが、買ってくれたんだから、
泣くな、泣くな、と
言い聞かせた。

家について、
母に『おばあちゃんに買ってもらったよ』と

紫のカエルを見せたら、

なんと、母にキレられた。


『卒園式に紫のカエルのゴム?
あんた、バカじゃないの?
こんなの卒園式でする??
私に恥かかせないでよ!』

と言われてしまった。


欲しいものを欲しいと言ったら 
大好きなおばあちゃんを困らせてしまった。

1番安いものを欲しいと言ったのに、
母に怒られてしまった。

わずか5才にして、
私は人生迷子のスタートラインをきった。


その後も、

『英語が大好きだから、もっと勉強したい!塾に行きたい』

『歯並びが悪くて、笑うのが恥ずかしくて
笑えないんだ。矯正したい』

『海外で勉強したいんだ』


と言ったときも、
両親にはため息をつかれた。
『バカいってんじゃねぇ!
なんでお前だけ、こんなにお金がかかる? 』

占い師にも、
お金がかかる人生、
とお墨付きとなった。


元彼には、
『お金がかかる』と 
浮気されてしまう。


私が大好きなものを 
大好きだと言うと、

やりたいことを、
やりたいと言うと、

大好きな人を困らせてしまうんだ。


大好きな人が
いなくなっちゃうんだ。

もう嫌だな。そんなの。 


だから、

結婚してからは、

私は大好きなものたちを
封印して過ごすことにした。

大好き!という感情が出たら
必死に蓋をした。

何か選ぶときは、
自分が一番選ばないことを
選んだ。

そうすれば、
お金がかからない、
だから、愛される。

この間違いまくりな図式は、
私を質素倹約な欲しがらない妻にしていった。

暑いに日は、カフェで
一休みしたくても
家まで我慢して麦茶を飲んだ。

スーパーは、クイーンズ伊勢丹がいいけど、SEIYUに通った。

5つ星ホテルはあきらめて、
ゲストハウスばかり探した。

タクシーに乗りたいけど、
スーツケース2個、
子どもを連れて
真夏の沖縄をさまよった。


そして嘘の私を
熱演し続けた結果、
いつの間にか、

私は自分の本音、
食べたいもの、
したいこと、
欲しいものを、


やりたくないこと、
嫌いなこと、

が、わからなくなった。
心の不感症。

でも、蓋をした心の中で
私の大好きなものたちは
腐っていなかった。

外に出たいと、
大事にされたいと、
叫んでいた。

でも、怖い。
大好きなものを大好きだと言って
『金がかかる女だな』と、
夫に離婚を突きつけられたら?


悶々とする日々。 

そんな私に、転機が訪れた。

それは、

人となり研究所、KINU さんを知ったこと。

KINU さんは、
好きが好きを連れてくる、
無限ループの法則と題して
好きなことでビジネスをする方法を
教えてくださった。

好きを仕事にするからには、
自分の好きを、知る必要がある。

KINUさんのワークに、
『好きを抽出する』というものがあった。

私はこのワークをしてから、
自分の大好きなものたちに対して、
どうして好きなのか、
なぜこんなにも惹かれてしまうのか

生まれてはじめて言語化することができた。

『好きなものは好き。理由はいらない』
みたいに、ふわっとしたものでなく、
言語化できることによって、

心と体が繋がった感じがした。
私という人間の取扱い説明書ができたような、
私という輪郭がくっきり出たような。
そんな感じ。

だから、もう
自分の大好きなものたちを
封印なんて、できなくなったのだ。


例えば、

私は5つ星ホテルが大好きなんだと知るだけでなく、
好きな理由までハッキリしているおかげで、

私は、私の大好きなことを
全力で叶えたいと思うようになった。

それこそが、自分の人生なんだと。

紫のカエルのゴムを握りしめた私は
まだ5歳で、
歯をくいしばることしかできなかった。

今は違う。 

私は、私の大好きを、
叶えられる私がいい。

わーい!やったー!嬉しいー!
楽しいー!ありがとうー! 

って言っていたい。


大好きなことを大好きだと言って、
それを手にしていく。
その背中を見せる。

その背中は、
誰かにとっての
『大好き!』を、応援できるって
信じてる。 

これが私のミッションだ。


だから、これからも
極上ステイをご紹介していきたいと
思っています!

また覗きにきてくださったら
嬉しいです。

長文読んでくださって
ありがとうございます!


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アカウントは、
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です。

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Instagramの方が見やすいかと思います!

いつもありがとうございます!

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