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sing a hymn

2024年9月17日、この日はハンク・ウイリアムスの生誕の日なので、この日に先日の七夕で行ったコンサート「I SAW THE LIGHT Vol.57」の映像を一つ配信しようと思います。和也さんと相談して、最初は「House Of Gold」という讃美歌(Hymn)がいいんじゃないかということになり、この写真の通り、ステージ上に二人きりで歌った曲を選びました。
私のYoutubeから9月17日に見れるようにしてあるのでよかったら見てください。

昨年の2023年の9月は原宿クロコダイルでハンク生誕祭を高橋和也さん主催で行われました。その時も一緒にハンクを歌わせてもらい、二人で歌うハンクの曲は一体いくつくらいあるんだろうねと数えたりしました。ハンクのスタンダードから、ポップな曲まで、そしてハンクと妻のオードリーは敬虔なクリスチャンだったので讃美歌のアルバムもリリースしていました。なのでそこからの楽曲も二人でいくつも歌っています。あと実は、男闘呼組時代の和也さんが作った曲もいくつもデュエットで歌えるようアレンジしたりもあるんですが、これはお披露目してないかも。

思えば、確か2012年に「妻のオードリー役をやってもらえませんか?」と京都の太秦に向かう途中で、駅のホームから電話をかけてくれた和也さん。その直前に、お互いのSNSで目にすることはあったものの、和也さんが”ハンクの一人舞台をやるつもりです”という文章に、私が”それは素敵な案ですね。”と記載したことが始まりでした。私がずっと芝居をしていたことは、八嶋智人くんや松村武くんを通して知ってくれていたのでどの程度の大根役者かは(笑)知ってたのかもしれませんが、とにかく、初めてもらった電話が(お互い仕事上連絡先を交換はしたけど連絡する理由がないのでそのままでした)相手役をお願いしたいという私にとっては驚くようなありがたいお話でした。私は、普段テレビを見ないで演劇ばかり見に行っていた学生時代だったこともあり、アイドル時代を知らなかったので役者の高橋和也の認識が強くて、彼が脚本、演出、主演でハンクを演じるということはとても魅力的であり、その相手役として一緒に歌う、それも仕事にしてる大好きなカントリーを歌うのであれば、それはもう「私でしかできない役だ」と思ったのでした。だって舞台では35曲のハンクのナンバーをお互い歌ったわけで、練習期間もほとんどなく歌えるのが当たり前ですぐに合わせたので、それはもう私しかできないでしょう。とはいえ、1ヶ月後の本番までに、体重が激減して、本当に緊張したのです。あの時期がなければ今はありえないわけで、2013年、2014年と再演があり、その後は年間にしてかなりのライブやコンサート、ラジオやゲスト出演を二人でしました。本当に、デュエットの相手としてお互い、練習を重ね、歌い、仕事を増やし、と、貴重な時間でした。

2013年ハンク・ウイリアムス物語

その後は、高橋和也の男闘呼組としての活動再開するかもしれない、名古屋でスタジオに入ったんだよと、ちょうど打ち合わせしていた吉祥寺で聞き、でも本人の目がキラキラと語ってくれて、それはそれですばらしいことだ、今の年齢でそちらにギアチェンジが出来ること、その夢を持ちつつ今まで音楽をコツコツやってきたのだろうし(想像ですが)、そこから新たな仕事への展開は大事なチャンスだと私でもわかることで、心から応援していたら、なんと本当に今、すごいじゃないですか!!そして私といえば、男闘呼組って凄かったのねと今更ながら本当に驚きの連続で、そんな人とハンク夫妻を歌い、演じられて貴重な仕事を積み重ねられた、そしてこれは私たちだからこそという自負が私の仕事への活力になってます。

父親同士がカントリーミュージックで繋がってる縁もありますが、カントリーミュージックというニッチなジャンルを愛する仲間であることへの感謝と、これからもいろんな楽曲を歌えることを大切にしていきたいと思っています。日本でカントリーミュージックは戦後、進駐軍や米軍基地、ラジオ放送を中心に入ってきましたが、現在はそんなに知られているジャンルではありません。ラジオやテレビで流れてこないからです。私や和也さんができることは、過去の音楽を大事にこれからも歌っていくこと、きっと、どのジャンルでも同じかと思いますが、大事に音楽作業を継続していくことが未来へ繋げていく第一歩だと思っています。

今回はその中からまず1曲、コンサートに足を運べなかった皆様にお届けしたいと思います。ちょっと見る前に種明かしをすると、最後にアカペラで歌うのはどうかと、スタジオの休憩所で私が提案したら、和也さんは驚いた顔をしていたけどすぐにニヤッと笑って「いいね〜」と言い、一緒にいたナヲタカさん、古橋くんもうなづいていたのが記憶にあります。

私たちのハンクを歌う活動は回数は多くはないですが、ライフワークとして継続していくのでどうぞ今後も応援してください。


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