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【旅行記②】フランクフルト市内を観光。ICEでドルトムントへ向かう。

やってきました。時差ボケです。朝の3時て。鳥ですか???

日本では0時睡眠・10時起床の健康優良児だった夏野ですが、14時間半のフライトと8時間の時差ですべてが壊れてしまいました。ひとまず夫にビデオ通話をして無事を報告。夫にはZenlyも共有しているので、「充電減ってるよ!?」とかメッチャ言ってきます。うるせえ。

(愛ゆえの軽口ですよ、念のため……。モバイルバッテリーも2個持ってます)

なんとかもう一度寝ようと努力しましたが、睡眠時間自体は足りているので眠れそうもない。かといって外に出るわけにもいかず、荷物の整理と仕事の連絡をすることにしました。幸いなことに日本は11時、連絡しても非常識ではない時間帯です。

いろいろやっていると朝の6時くらいになったので、身支度をし、チェックアウトして観光へ。朝なら危険もないだろう……と思っていたのですが、緯度の関係で、まだめちゃくちゃ暗かったのは誤算でした。

7時前でこんな感じ。どうでもいいけど、霧の中に巨大なビルが隠れてるの、サイバーパンクみがあって良いですね

フランクフルト中央駅は阪急梅田駅の2〜3倍くらいデカく、かなり綺麗です。しかし改札がないためホームレスの方がちらほらいて、目の前でワインを派手に吐かれました。(清掃スタッフが「オイ💢💢💢」みたいな感じでキレてました)目つきの怪しいスリもいて、油断ならない感じ。

コインロッカーがあることを調べておいたので、まずはスーツケースを預けることに。小銭を持っていなかったのですが、近くにいたスタッフが両替してくれました。ありがたかったのでチップ(1€=150円くらい)をお渡しすると、その後もほんとびっくりするくらい助けてくれました。

たとえばロッカーですが、普通にメッチャ壊れてるんですね。「小銭を入れても入れても閉まらん」というのが2回ほど続いたのですが、スタッフさんはめげずに使えるロッカーを探し、パソコンやら何やらが入ったクソデカ重スーツケースを運び、入れてはトライし……

正直、1€では申し訳ないくらい助けてくれました。

ワチャワチャしていると別の人が登場。車掌さんらしいこの方は、「カメラ持ってるの?じゃあ良い感じに撮って!チャーミングな感じに!どう??盛れてる??見せて??」って感じで写真を撮らせてくれました。

チャーミングな車掌さん

その後は2人がかりでフランクフルト観光をレクチャー。

「いいか?路面電車に乗りたいなら、駅を出たら、まっすぐ歩く。そして、目の前にある路面電車に乗る。まっすぐだぞ。11番、もしくは12番で、観光客がお気に入りのスポットに行ける。絶対他のには乗るな!知らん場所に連れていかれる。11番、12番!」

みたいなことをこんこんと諭されました。ありがたい……。

そんなわけで路面電車の乗り方は分かったのですが、私が行きたかった場所は徒歩20分弱だったので、今回は歩くことに。

ただこの選択は、今から思えばあまりよくなかったかも。

というのは、まだ暗かったためか、観光客の姿もまばらだったんです。それで歩いていると、様子のおかしな人からやれ「中国人!」だの、「朝からご機嫌か!?」だの、冷やかしを受けまくるはめに。

それもあって路面電車をすすめられたのかな、と理解するころにはビジネス街に到着していました。今回に限っては安全に歩けましたが、「日本の感覚で歩いちゃダメだな」と感じさせられたウォーキングでした。

ドイツでは電動キックボードがそこらじゅうで貸し出されています。長めに滞在する・ちょっと足を伸ばす観光なら借りてみても良いかも。

怖いエリア(といっても、駅の目の前なんですけどね……)を通り抜け、ちょっと疲れた私はビジネス街のスターバックスへ。

銀行が多いためか、ひっきりなしにビジネスパーソンが訪れてはコーヒーを買っていきます
オシャレ〜!

スタバとマクド、安心感がすごいです。均一なサービス、綺麗で安全な店内、美味しい食事、Wi-Fi、電源。この世のすべてじゃん。

パンを食べ、コーヒーで温まっているとどんどん元気が出てきました。いよいよ観光タイムです。

まずは「フランクフルト市民の偉大な息子」、ゲーテの家であるゲーテハウスを見に行ったのですが、時間が早すぎて閉まっていました。目の前にあるガレリア(伊勢丹みたいなやつ)もまだ開いておらず。

あちこちにゲーテの看板や像がありました

まあいっか、と流れに任せて歩いたところ、観光客のお気に入りスポット、レーマー広場に着きました。さすがは本場ドイツ、大規模なクリスマスマーケットの準備が進行中です。

夜に来たらきっと楽しいんだろうな……と思いつつ、個人的にぜひ見たかったライン川へ。

は〜〜〜〜〜〜〜 美しい

川って時間の象徴だと思うんですよ。国破れて山河ありだし、ゆく川の流れは絶えずしてしかも元の水にあらずだし。いろんな人が「川……よくね!?」って思ったからこそいろんな名文が生まれたわけで。

ときに水運を担い、ときに国境となって国を隔てながらも人々の暮らしに寄り添ってきた川。物思いに耽らない方が無理です。

「鉄の橋」には愛の南京錠がびっしり。なんかそういう慣習があるみたいです。

そんな川を眺めて写真を撮っていたところ、広場から一緒で、チラチラとこちらを見ていたグループ客からついに声をかけられました。写真を撮りあいっこしようとスマホを渡されたので、交換して撮り合うことに。マレーシアから来たそうです。

私はどこから来たと思う?と聞いたら「Japaaaa〜〜〜n」。もうよっぽど日本人丸出しの雰囲気なんでしょう。気をつけないとダメですね。

なお、日本人丸出しなのは自覚していたので、今回セキュリティポーチはまさかのブラジャーの下に入れてます。さすがに乳首をまさぐられたら気付くやろと。

カメラやイヤホンなどはワイヤーロックでぐるぐる巻きにし、定期的にすべてを触って確かめているので、今のところスリ被害には遭ってません。でもやっぱり、カメラを出すとスリの目が光るのを感じて怖い……。このまま最後まで行きたいところです。

「鉄の橋」を渡り、川を眺めているとまさかの白鳥が。

そんな、鴨みたいなテンションで普通にいていいんだ……。ちなみに白鳥、めちゃくちゃウンコがデカかったです。(あちこちウンコまみれでした)

いろんな鳥と散歩中の犬を眺めたあとは、「古い橋」と呼ばれる隣の橋へ。

その後は大聖堂を見たり、旧オペラ座を見たりしました。そうこうしているうちに駅へ戻る時間になったので、またしても歩いて戻りました。もう、ここまでで1万5000歩くらい歩いてます。

さあ、観光を終えたら仕事があるドルトムントへ移動します。移動にはドイツ鉄道(DB)のICE(Intercity-Express、都市間特急)を利用。新幹線みたいなやつです。

ICEには指定席車両/自由席車両の区別はなく、1等と2等があるのみ。

自由席の設定は「指定席以外(=誰も指定席チケットを買っていなければ、自由に座っていい)」で、ネットで読んだ記事いわく、混んでいる時期は席をおさえたほうがベターだけれど、そうでなければとくに予約しなくてもOKだそう。

私は2等に乗りましたが、それでも新幹線より広く感じました。というか、ヨーロッパの建物・鉄道は総じてデカいので、アジア人の私にはどこもゆったりしているように感じます。

ちなみにICEはよく遅れるようで、私の予約した便も20分くらい遅れたうえにプラットフォーム変更がありました。

遅れていることはホームの人たちの雰囲気でなんとなく分かると思いますが、電光掲示板をよくチェックして、時間に余裕をもって行動することをおすすめします。アナウンスは基本的にドイツ語で、たまに英語で補足が入るかな……くらいの感じなので、語学に自信のない(私のような)人は電光掲示板を細かくチェックしましょう。

さて、乗り換え地であるデュッセルドルフへの到着時刻が遅れたので、このままでは乗り継ぎができません。車掌さんに相談したら、

「多分大丈夫じゃない?遅れたけど、乗り換え時間は3分くらいあると思うよ、走ればいける」

みたいなことを言われたのですがメッチャ嘘。デュッセルドルフに着いたころには、予定より20分くらい遅れてました。乗り継ぎ便、行ってもうたがな。

ネットには「焦らずホームの駅員に言え」と書かれていたので、事情を説明。遅延は慣れっこのようで、「ハイハイ。じゃあ次の便ね。そこに来るから。15時、17分、OK?」とドイツ訛りの歯切れのよい英語で教えてくれました。(チケット控えにメモもしてくれました)

こうして無事にドルトムントへ到着。

滞在先のホテルはめちゃくちゃ綺麗で広い!今日からここに4泊することになります。

4泊ともなれば、荷物を広げてのんびりできます。持ってきた洗剤で簡単な洗濯もしました。疲れたので、この日もシャワーを浴びて爆睡しました。

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とっても嬉しいです。サン宝石で豪遊します。