幼稚園の発表会 ～チャンさん年中の集大成～
【チャンさん年中・スーちゃん3歳の頃】
毎晩の様に歌の練習をしていたチャンさん。
その姿を見て、私も楽しみにしていたお遊戯会。
本番当日。
いよいよ登壇したチャンさんの顔は、怒っている？！、ん？！、不機嫌なのかい？！という、ふてり顔。
よくよく見れば、ガチガチの緊張MAXということらしい。
ドキがムネムネする母。
合奏が始まると、指揮と周りのお友達に反応しながら、タイミングを計ってなんとかタンバリンを鳴らすチャンさん。
少し冷や冷やしながら、がんばれー！！、と心の中でエールを送る。
そして歌が始まると・・・
顔を真っ赤にして、全力の声を出し切って歌うチャンさん。
よくみんなに高いね、と言われるその声が、みんなより、より一層高いところで響いている・・・
さらには、全力投球のためどうしても酸素不足になるらしく、一節終わるたびに目をまぁるくして、タコみたいな口で、フゥッ フゥッ と懸命に息を吸い込むチャンさん。
この状況は、ふと思うと微笑ましくもあり、笑ってしまうのだけど、これが彼の ”一生懸命” だということが、見れば見るほどに、聴けば聴くほどに伝わってきてジーンとしてしまう。
同じ様に感動した父さんが、夜ご飯はチャンさんの好きなものを食べよう！と回転すしを予約し、夕食前の腹ごしらえにご褒美ドライブへと出かけていく。
けれど、帰ってきたチャンさんとスーちゃんは車の中で眠ってしまっていて・・・
とりあえず行ってはみたものの、お店に着いても主役のチャンさんだけは泥の様に眠り続け、最後の最後に起き、口にしたのは大好きなマグロ一皿だけ。。
真っ白に燃え尽きるとはこのことか・・・と、思わせる廃人の様なチャンさんの佇まい。
本当にがんばったんだねと、またジーンとして思わずチャンさんを見つめてしまう。
チャンさん、心からお疲れ様でした。
一生懸命な姿を見せてくれて、本当にありがとう。
と、思い出しながら書いていると、また視界がほろほろと滲んでしまう。
子どもが生まれてから、涙もろくなったもんだなぁ（笑）
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