天使の道

限られた時刻に現れる砂上の道
この先に君は待っているの？

記憶に残るは光彩を伴う輝きばかり

綺麗な景色が
現実を束の間忘れさせる

幻想は十数分後
水面が表出して現実へと戻る

君は浮光より砂上の道より美しく
僕に幸福の後先として思い出を残した

知ってるんだ
君がつけた傷を忘れるほど
君が綺麗だという不変的解釈

君がこの先の道にいなくて
砂上の道が閉ざされたとして
それでも笑い飛ばせるくらい
思い出と景色は淀みを知らないまま輝く

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