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栗拾いにくるみ拾い

お盆を過ぎたら夏はもう終わり。すぐにさむーい冬が来る!

という覚悟が必要な遠野だけれど、私はその間にあるちょっとだけの秋がとても好き。祭りがあって、美味しいものに恵まれて、そもそも冬も雪も好きだから、みるみる寒くなるこの感じもワクワクする。

先日シェアメイトのべっちゃんとおいちゃんが、しし踊りのおじちゃんから栗をたくさんもらってきた。

そうか、今は栗拾いのシーズンなのね!

(ちなみに、こういう“お裾分け”って、東京出身の私からするとテレビや本の中の話でしかなかったけど、朝日町に通い始めてから本当に存在することを知った。その時にいただいたのは大量のワラビ!本当に嬉しいし、普段自分では買わない食材だったりすることも多いから、何に使おうかと考えるのも楽しい。)

ということで、秋深まる遠野で人生初めての栗拾い&くるみ拾い。遠野はさすがは盆地なので、少し車を走らせればすぐにちょっとした山に入れる。なんなら今住んでるところから徒歩5分くらいの場所に栗拾いスポットを見つけた。豊かだなー!

こちら我が夫、初登場!

続けてくるみ拾いも。くるみって梅に似た実をつけて、その中によく見るくるみの硬い殻があって、さらにその中にいつも食べているtheくるみがいる、ということも恥ずかしながら初めて知った。

正確には、
・梅に似た実の部分が『仮果』(柿や桃などのいわゆる果物にはない)
・硬い殻の部分が『核果』(柿や桃の食べる部分にあたる)
・食べられるtheくるみの部分が『種子』

それで言うと栗は、
・イガが『殻斗(かくと)』(どんぐりの帽子の部分と一緒)
・硬い鬼皮が『堅果』(柿や桃の食べる部分にあたる)
・渋皮とその中の食べる部分が『種子』

こういうのを調べるのって楽しくて夢中になれて、今自分の中ではすごく納得して理解できたのでどうにか伝えたい!…と思って書いたけれど、きっと文字だけでは面白さが伝わらない。イラストにでもしたら分かりやすいんだろうなー(絵心皆無だけど今度やってみよう。)


拾った栗は、ぬるま湯に1時間ほど浸して鬼皮と渋皮を剥き(そうすることで堅い皮も少しは剥きやすくなる)、栗ご飯に。秋刀魚も焼いて、あー!秋!!

くるみは、水に浸してから乾煎りして、殻が少し開いたところに包丁を入れてパカっと。せっかくなので一部を使って木製のバターケースやカトラリーの手入れをしてみた。

食料が落ちているなんて!取り放題だなんて!この季節がずっと続いて欲しいなー、と拾っている時は思ったけれど、その後の処理がなんとも面倒で、秋は短いくらいがちょうどいいのだな、と思った平成最後の秋でした。


我、一時的に帰京中。東京も金木犀の香り!

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