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『ちゃんと泣ける子に育てよう』を読んで

大河原美以先生の『ちゃんと泣ける子に育てよ』いう本を読みました。

長女が生まれてからの6年間様々な育児本を読んできたけど、この本が一番だと思っています。
それくらい響いた本でした。

とても有名な本ですので、知っている方もいらっしゃると思います。

この本で一番言いたい事は、感情の社会化、特に負の感情を認めて社会化してあげること。
親の役目は子供の感情を育てること。
そのためには親自身も自分の負の感情を認めてあげること。

嫌という気持ちをまずは自分で受け止めること。
おそらく多くの方は、嫌という気持ちを抑えて育てられてきたと思います。
嫌と思っちゃいけないとか。
嫌を外に出すか出さないかは別としてまずは自分自身がその気持ちを認めてあげること。
そこがスタートだと思いました。


私はこの本を長女が2歳のイヤイヤ期の時に知っていたかったなぁと思いました。
とても後悔しています。
当時はイヤイヤ期というものを知っていたけれど、それに対してこちらがどのように対応するのかということまでは知りませんでした。
だから自分のイライラを募らせる一方で、正論で返してみたり、全く意味のない行動していました。
むしろ逆効果だったんじゃないかなと思います。

例えば、まだテレビを見たいと泣き喚かれていた時も、もう夜遅いんだから寝なさいって強制終了したり。

朝保育園に行きたくないって泣いていても、「私は仕事があるしパパも仕事に行っているしあなたは保育園に行くしかない」と言って連れて行ったりしていました。

全くもって不適切な対応だと思います。

今ならそうとわかります。

でも当時はそれしかありませんでした。
まずは、「テレビをまだ見たいんだね」
「保育園に行きたくないんだね」と気持ちを言葉にして認めてあげることができていたら…

後悔の気持ちがたくさんこみ上げてきました。

でも、大河原先生は言います。
いつだってやり直せると。

大人でもやり直せます。
子供でもやり直せる。
気づいた時からやってあげる。
これを知っておくだけでも、1歩引いて子供のことを見ることができるなと思いました。

そして行き着くところはやっぱり自分自身。
自分自身の負の感情も認めてあげることがスタートです。
蓋してきた気持ちを、一旦自分で認めてみてあげませんか?
案外、ぽろっと涙が出るかもしれません。

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