会社を休むことが「悪」ではないと思えるようになった
帰宅したら、38.2度の熱があった。たぶん、いつもの持病みたいなもの。
たしかに昨日の夜から違和感はあって、今日の朝も熱がある気がしたけれど、人に移るものではないし薬があったから仕事に行った。
やっぱりちょっと無理しすぎたかなあ。明日は休みを取って病院に行こう。
そんなふうに思ったのが、昨日のこと。
なんだかそんなふうに、休みを取ろう、と気軽に思えるようになったのも最近のことだなと思う。
以前の上司はパワハラとセクハラを絵に描いたような人で、体調不良で会社を休むと次の日必ず「昨日は何して遊んでいたの?」と聞かれた。インフルエンザで休んだときも、わざわざ書いてもらった診断書を出したら「自分で書いたんじゃないの?」と疑われた。
驚いたとかショックだったというよりは、「あぁ、社会ってこういうものなのか」と変に納得してしまっていて、その異常さに気づいたのは上司がパワハラセクハラ横領で事実上のクビになった後だった。
それまではずっと、忌引き以外で会社を休むことは悪だと思っていた。なのに今やわたしは、一ヶ月間有給をもらって、セブ留学に行こうとしている。たった数年で、人や会社は、ここまで変われるのだと思うと、少し希望も見えてくる。
会社を休むことは、悪いことなんかじゃない。むしろ良いこと。日本人は休んだときに「すみません」と謝りがちだけれど、本当は「ありがとう」と言うべきだと思う。
働く時間というのは、おそらく人生で一番長い時間だ。それを「仕事だから」と諦めてしまうことが多いけれど、諦めずに「わたしの人生だから」と言える人が増えれば、もっときっと、世の中は楽しくなるはず。
会社を休んで病院に行ったらすっかり体調が良くなったので、帰り道に気になっていたカフェで平日限定のパンケーキを食べました。おいしかったです。
世界はそれを愛と呼ぶんだぜ