恋の呪い
すれ違った人の香水にいつかの誰かを重ねてしまうこと、そんなことで悲しくなりたくないと悲しくなること
好きな男の人が自分の手を離れて世界の一部になってしまうことに絶望すること、まるで自分だけが世界の外側に取り残されてしまうように感じてしまうこと
わかりあえない結末を受け入れられずにまた人を求めてしまうこと、かすかな可能性を信じ同じことを繰り返してしまうこと
一度好きになってしまうと永遠に好きでいてしまうこと、過去の恋人がいつまでも自分を愛していると思ってしまうこと
世界はそれを愛と呼ぶんだぜ