辛くなかった体験に限って、実は傷ついているかも知れない
“世界中どこで誰といても、わたしを生きる”
MexEnglishナッスーミです。
英語学習とライフコーチングを混ぜ合わせた「英語セラピー」や「タロットセラピー」で、心豊かなライフを作るお手伝いをしています。
Thank you for coming here and reading my note.
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私の大好きなNetflixトルコのドラマ、「出会えていないもう1人のわたし」（英語題”Another self”）のシーズン2をもう見終わってしまいました。
このドラマがどれだけ好きかというのを、インスタのストーリーや会った人に語るんですが、未だ「見たよ！めっちゃ面白かった！」という反応をもらったことはありません。笑。かなりマニアックなドラマなんだと思います。ヒーリングとか、心理が好きな方は楽しめる内容です！
トラウマ、傷つき、ショックな体験が世代を超えて、影響していくというとても壮大な物語です。主人公を始めとする、個性豊かな登場人物が、それぞれ現在抱える問題、健康、恋愛、家族関係、人間関係、仕事、etc を、Guruと一緒に紐解いていくと、先祖の経験や歴史、そこでの強い気持ちに最後は行き着くというものです。
とはいえ、決してまじめ腐ったドラマではなく、ただのお話としても面白いし、トルコのパワフルな女性たちがどうやって生きているのか、普段日本からはあまり見えてこない文化感が見えてくるのもいいし、何より彼女らの豊かな感情表現、ファッション性、小物や雑貨やインテリアの可愛さが、大好きです！
徐々に癒されていく、魅力的な彼女らを本当に応援したくなります。セラピーのコアが、とても楽しいストーリーの中に上手く描かれているなと、脱帽です。
これはきっと、アイディアがout thereすぎて（スタンダードから逸脱しすぎて）、アメリカのNetflixでも日本のNetflixでも作れなかった作品だと思います。西洋東洋の文化が混ざる、トルコだからできたものなのかも知れません。
今回、シーズン2では、シーズン1と比べてもますます深く、登場人物の先祖が経験した「理由」から彼女らの今を、深く理解することができます。全てのキャラクターに、感情移入してしまいました。
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私たちは、一個人という意味で見ても、過去に経験した出来事や、そこから感じた感情、もう2度と繰り返さないために、こうだと自分で決めたビリーフ、それに影響されながら常に今を生きています。
もう頭の中では忘れたと思っていることでも、あれは大したことはなかった、と思っていることでも、無意識の中では大きく傷ついたり、今にも影響してることはたくさんあります。
私のクライアントさんの中にも、「あのことはそんな衝撃ではなかった」「別に寂しくなかった」「辛くなかった」と認識している出来事が、後々話の中に何度も出てきたり、深ぼっていくと、やはり大きく影響していたことがわかる。その中に、何層にもなって傷があった。そんなこともあります。
私自身の経験もそうです。
私は、子供を育てている中で、ついカッとなったり八つ当たりすることがとても多かったのですが、自分自身のセラピーや自己理解、ヒーリングを経て、だいぶそんなことも減りました。ですが、未だにカチンと来る、そして、情緒不安定な時であれば、涙が出るほど辛くなるのは、子供（または夫）に無視される、スルーされることです。
私が何かを言っても、反応がない。返事がない。As if私がそこにいないかのように、会話を続けられてしまうと、ダメージが一番強いことに気づいています。
なぜだろう。と思ってきました。そして、ふとこの前思い出したのです。
小学生の時に、仲の良かった友達3人に、ある日無視され始めました。その時は、「あれおかしいな」と思い、私がどう話かけても、まるで幽霊のように相手をしてくれなくなったのです。耐えられなくて、親に話し、結局謝ってもらって、解決はしました。
一つ不自然だったのは、その当時から思っていたけれど、「無視をされたけど、辛くなかった」ことです。別に泣きもしなかったし、ふーんという感じだった。この出来事に関しては、辛くなかった、平気だった、という私のこれまでの、認識と記憶でした。
私の頭の中の理解では、「大したことないこと」だったのですが、こうやって未だに覚えていることや、今、自分の家族に無視されると苦しくなるのは、もしかするとあの経験は、自分が記憶していたよりももっと辛いものだったのかものかも知れないなと思いました。そんな体験をして、辛くないはずがないのです。あるいは、小さな私は辛すぎて、辛いことを感じないようにしたのかも知れません。
そりゃ、辛いよ。と今更ながら、胸に手を当てて、当時の自分にそっと寄り添います（セルフコンパッション）。
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この出来事だけが、無視されたりスルーされることの今の辛さの原因ではないかも知れません。その他の同じような経験や、エピソードが複雑に組み合わさっていることもあります。こんなふうに、1人の歴史で見ても、複雑なものです。頭で考えられることが、全てではない。これが、世代を超えた人間関係の複雑な絡まりがあれば、もっといろんなものが私たちの中に癒着していてもおかしくはありません。
このドラマのように、私たちの先祖に何がどう起こったのか。そこでどんな傷を負ったのか、映像として見ることはできません。
しかし、最終的に、自分1人だけの単位として見ても、やはりその辛かった気持ちと、そっと一緒にいて感じてあげるということが、ヒーリングであり、それをきっかけに、傷を乗り越えた時、私たちは自然と、それまでとは違った選択をできるようになったり、前向きな自分のための行動ができるようになるのだと思います。
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Natsumi/ナッスーミ
＜英語セラピスト、ライフコーチ、タロットセラピスト＞
・マインドを大切にしながら学ぶ英会話レッスン
・英語習得とライフコーチングを組み合わせた英語セラピー
・魂の対話と内観ジャーナルで自己実現するライフコーチング
・地に足のついたタロットリーディングなど
オリジナルのメニューでその方が心豊かに生きられる方法を一緒に模索します。
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