~~波待ち日記~~ひとりでサーフィンに行ってみた
先週末は、梅雨の中休みで30度越えの晴天。
いつもスクールでお世話になっている人が出張で、一緒に海に入ってくれる人がいなかったのだが、海に入らないのはもったいない、と初めて1人でのサーフィンに挑戦してみた。
前日から、波予報を見て(波予報の見方から調べて)、結局見方がよくわからず、満潮の時間だけ調べて、朝とりあえず車を走らせて海に向かった。
車を降りて、波を観察してみる。
そんなに大きくない波を見て、入れそうかな~と思うけれど、サーファー達が上がってくるのを見て、あれ? もしかして、もう潮が合わないのかな? という不安が頭をよぎる。
でも、よく観察してると、今から入るサーファーもいそうだ。
とりあえず、着替えて入ってみよう!
危険を感じたり、波がなかったりしたら、上がってくればいいや。
そう自分に言い聞かせ、着替えて、ボードを片手に海に向かう。
準備体操しながら、どの辺なら安心して遊べそうかな、と観察する。あの辺ですかね? と相談する相手がいないのはけっこう心細い。
準備体操と波の観察を終えて、いざ海へ。
いつもなら、
今日の海綺麗ですね~、いやー風が強いですね、
なんて話しながら沖に向かうけれど、今回はひとり。
やばい、大きいの来た!ここ頑張ってパドルして!
あ~良かった、無事逃げられた。。。
と心の中で会話しながら(ときに独り言言いながら)、沖に向かってパドリングしていく。
無事に沖に出れてもまだまだ気が抜けない。
流されてるからもっと右にきてー。
そこ浅くなってるから危ないよ~
大きいうねりが入ってくるよー!
と、毎回のアドバイスも今回はなく、すべて自己管理。
定期的に、浜をみて自分のいる位置を確認したり、沖から大きすぎるうねりが入ってこないか目を凝らしたり、波が割れなくなってきたら場所を移動したり。
とにかく常に神経をとがらせていた。
一番いい波が割れるところに、サーファーが集まっているけれど、邪魔をするのが怖くて近づけない。
ちょっと離れたところで、こぼれてきた波で楽しむ。
良い波に乗れても、波に巻かれても、感情を共有する相手がいないので、ぶつぶつ独り言をいいながら2時間くらい楽しんだ。
ひとりで海に入るのは、不安と寂しさが入り混じっていたけれど、
自分で波を観察して、失敗しても原因を考えて、微調整しながら、またトライする、そしてたまに良い波に乗れる。
そんな繰り返しは、自分の中での小さな自信につながった。
「土曜日に行きたいんですけど、スクール空いていますか?」
「空いてるよー!15時集合で!」
2通のLINEのやり取りだけで、サーフィンを楽しんでいたこれまで。
今回、ひとりで入ってみて、
潮の満ち引き、風向き、うねり、地形、など色んなことを考慮してポイントを選び、海に入ってからもたくさんのケアをしてもらっていたのだなあということに気づけた。
そして、誰かと一緒に波乗りの時間を共有できるのは、やっぱり楽しい。
今週末は、また一緒に入ってもらえそうなので、しっかり感謝の気持ちを言葉で伝え、たくさん楽しんでこようと思う。
おわり
波待ち日記とは??
サーフィン人生の9割以上を占める時間、 それが波待ちです。 ある時は波に乗れずにイライラし、 またある時は、仲間とたわいもない話で盛り上がる。 サーフィンのことだけ考えているかと思えば、 仕事のこと、人生のこと、今夜のご飯のこと…… 波に揺られながら、様々なことに思いを巡らせることもある—— そんな日記風のマガジンです。 イラストはジマベガスさんです(https://note.com/zimavegas)
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