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京都のしっくりこない一日

連日朝から動いてやや疲れたのでゆっくり目に起きる。それでもおうちを出たのは8時半。東京だったら起床時間。

霊山歴史館という幕末に関する展示を見に行くも、あまり楽しめずに終わる。事実の羅列が多い気がしてしまったからだろうか。坂本龍馬の姉、乙女が170センチ強、体重100キロ超えというのはびっくりした。想像の3倍くらいのスケールだった。

円山公園では外国人のお子さんが「オーマイガー!!!!」と叫びながら池の魚を見ていた。

四条河原のあたりをぶらつく。数日前と打って変わって桜が咲いていた。京都の大学を出たお友だちからは、たくさんの人たちが行き来する高瀬川に飲みすぎた京都の大学生は嘔吐をするのだと教わった。

幕末には、攘夷派の志士が天誅しまくり、その首を三条から四条河原にかけてさらしていたと先ほどの資料館に説明があった。150年後の日本は少なくとも平和ではある。

坂本龍馬が書いた「ぐずぐずして無駄な日々を過ごすやつは愚か」みたいな手紙も見たが、そんなものを引き合い出すまでもなく大学生が泥酔してゲロを吐くのが愚かであるのはまぎれもない事実。

すてきなカフェで本を読む。目の前には先ほどの高瀬川。夜には吐瀉物が流れてくるかもしれない小川を眺めつつ、森見登美彦の新作を読み終える。ネタバレになるから何も書けないけど、不思議な話だった。

京都に行くしな〜と思って東京の書店で平積みになっていた森見登美彦を手に取ったが、よく考えたら自宅の本棚には燃えよ剣、京極夏彦の京極堂シリーズ、源氏物語の解説書など、京都にまつわる本が他にもあったことに気づく。

ランチを食べようとしていたお店は行列につき断念。代わりに明日食べようと思っていたあん&きなこあんバターフランスをまたしても鴨川のほとりで食べ、帰宅。

仕事を終えて目星をつけていた飲み屋へ行くも、店内では「明日があるさ」が爆音で流れており、なんか違うかも、という直感に従い別の飲み屋へ。そちらの飲み屋はごはんがとてもおいしかったけど、途中で来た常連さんとお店の方が盛り上がり始め、勝手に閉鎖的な雰囲気を感じて早々に出る。

甘エビの昆布締め

はしごしようとしたお店は満席で、続いて行ったお店は臨時休業と続き、最終的に入ったお店は思ったより寂しい雰囲気。ぬか漬けより餃子の方が安いというおもしろ価格のお店だった。

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