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日生を妹と散策

気がついたら朝になっていた。昨夜はそのくらいスムーズに寝た。妹はこのnoteの読者なので「何が睡眠障害だよ」とつっこまれる。

いとこの奥さんから「日生のカキオコうまいで!」と聞いたので、妹と在来線でのんびり向かう。予期せずおそろいみたいになってしまった。

恥ずかしい

カキオコは牡蠣がどっさり入ったお好み焼き。入ったのはおばちゃん3人が切り盛りする小さなお店。「来てくれてありがとうねぇ」とおばちゃんたちはとても感じが良い。旅先で会いたい理想的な地元のおばちゃんという雰囲気。疲れたら椅子に座って休憩するゆるさも好き。

電話は黒電話で、おばあちゃんちっぽさがあるなと思っていたら、お店の裏はどうやらご自宅。お店にトイレはなく、自宅のトイレを貸している様子だった。おばあちゃんちっぽいというか、限りなくおばあちゃんちだった。

3人の関係性がとてもよかったと妹と話す。口コミによるとどうやら三姉妹とのこと。納得。

どこを食べても牡蠣

食後は周辺を散策。岸壁があるとどうしても上を歩きたくなってしまう。海沿いの岸壁と岩場と崖が好き。

五味の市場には90年代タッチのドラえもんがいた。船の上にタイムマシン。裏側を見るに、カードが出てくるタイプのアーケードゲームだったものらしい。

10月上旬くらいの気候だったのでアイスを食べようとみかんソフト売り場へ向かうと、「おごってあげる!」と妹が恩着せがましく言ってきた。昨夜の居酒屋もカキオコもわたしが出しているというのに。しかも妹は小銭を200円しか持っておらず、結局自分のぶんは自分で買った。ザコめ。

お手本みたいな形の山
備前♡日生大橋(正式名称)

みなとの見える丘公園というすてきな名前の公園へ。看板を見て「地元の高校生はここで告白したりするんじゃない?」と甘酸っぱい気持ちで20分ほどのゆるい上り坂を登り、頂上にあった幸福の鐘を妹と鳴らす。何かが違う。

景色を眺めながら休憩していると、50代くらいのご夫婦が来た。お二人は車で来たらしく、歩いてきたと言ったら「すごいな!」とほめられる。

帰り道、「乗せたろか?」とお二人が車から声をかけてくださった。散歩したかったのでお断りしたが、とてもうれしい。

人に親切にする難しさについて話す。妹は昔、巌流島で居合わせたカップルに「写真撮りましょうか?」と声をかけ、断られたことがあるらしい。その一件で心が折れて以来声をかけることができなくなり、写真を撮ってあげたい気持ちを胸に秘め続けているのだそう。巌流島というのがとても良い。

かっこいい鳥
低空飛行

夕方に解散。妹は神戸に向かい、わたしは日生に泊まる。胃が疲れたので部屋でひっそりごはん。

釣り人の時計

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