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京都で本と漫画の日

ベッドに入ってから3時間以上寝付けず、自宅から持参した「燃えよ剣」をだいぶ読み進めた。

前回の京都のお供は森見登美彦で、今回は京極夏彦と「燃えよ剣」で悩んだが、京極夏彦の文庫本はちょっとした鈍器なので持ち運びには適さない。それに今旅の最終目的地は長崎なので、ならば幕末というチョイス。

「燃えよ剣」はどうやら12年ぶりの再読。最初に読んだのはたぶん高校生の頃だったけど、今の方が俄然面白い。時代背景や登場人物の心情、物事の進め方、政治的な配慮など、理解できることが増えた。今は暑いから無理だけど、作中に出てくる京都の場所を巡りながら読むのも楽しそう。

昨日散々歩き回ったので、今日はマンガミュージアムでインドアデー。清水玲子の「秘密」と「輝夜姫」を読む。輝夜姫は中学生の頃に流行ったマンガだけど、これもまた今読む方が断然面白い。

その時期に読むから面白い作品もあって、再び読んだときに当時のようには楽しめないことをさみしく思うこともあるけれど、その反対もあることを忘れてはいけない。

とり南蛮そば

ミュージアムの閉館時間ぎりぎりまで「輝夜姫」を読み、名残惜しい気持ちで出口に向かったら、膝立ちで漫画を読んでいる小学生がいた。帰らないといけないけど、続きが読みたい。そんな気持ちが姿勢に表れていた。

わたしも漫画大好き小学生だったので、当時の自分もあんな感じだったんだろうなと想像する。あの頃近所にマンガミュージアムがあったら毎日入り浸っただろうな。

帰る途中に立ち寄った本屋でパラパラ立ち読みした本に、京都の不動産サイトが紹介されていた。なんてタイムリー。あの本、東京に戻ったら買おう。

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