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2022年9月の振り返り。前半めちゃくちゃ働き、後半も結局仕事した

9月16日が校了の雑誌で10ページの特集を担当しているのに、ギリギリまで何もしなかったせいで連日モリモリ働くことになった。6月から動き始めていたのに、最後の取材を終えたのは9月2日。バカなんじゃないか。

そこから原稿を書き、レイアウトを組んでもらい、イラストを発注し、原稿確認を依頼し、必要な素材を集め、内容を修正し……と、てんてこまい。原稿に山盛りの修正が入る夢を見て早朝に目覚めるなど、精神に悪かった。

完全な自業自得。タチが悪いのが、これまでギリギリ行動でなんだかんだ間に合っていること。チキンレースでブレーキを押すタイミングが完璧。ゆえに悪癖は治らない。

9月後半は休もうと思い関西へ遊びに行ったが、結局9月前半の仕事のツケが後半に押し寄せ、思った以上に仕事をすることになった。10月こそはゆっくりするぞ。

以下、9月の読書の振り返り。

あと10歳若くなる! DJ KOO流 心・体・脳の整え方/DJ KOO

DJ KOOさんの書籍が出ると知り、ちょうど編集に参画していた雑誌『type就活』で取材しない?と、ちょっとふざけすぎかなと思いつつ編集長に打診したところ、ノリノリでOKが出た。

真面目な人柄が滲み出ている中で、時々なんだか様子がおかしい。真面目で一生懸命に変だからおもしろいんだろうな。

取材は本当に真摯に対応いただき、サービス精神超旺盛。オードリーのオールナイトニッポンにゲストでKOOさんが出た回がめちゃくちゃ面白かったとお伝えしたら、その時のノートまで見せてくれた。当然写真を押さえてもらい、原稿にも載せた。

撮影に入ると自らミラーボールを回し、『EZ DO DANCE』を流し、踊りながらノリノリでポーズを決めてくれた。過去一楽しい撮影だったし、取材で伺ったお話となんら矛盾のない行動に感動してしまった。

結局ウェブ掲載3本、雑誌1本の4記事書いた。B'zのライブ、絶対行こう。

壇蜜日記/壇蜜

独特な人。メディアで目にする壇蜜が一朝一夕で作られたキャラクターではないことがよくわかる。長年の積み重ねがなければ「嘘をついたらまゆげがズレる」なんて出てこない。発言の背景に蓄積が感じられるから妙な説得力がある。

『「どうせなら」を趣味といい、「どうしても」を癖という。』が好き。わたしに足りないのはやはり猫か。

壇蜜に興味が湧いて聴いたVOGUEのPodcastもめちゃくちゃ良かった。おすすめ。

すべて真夜中の恋人たち/川上 未映子

まじめにコツコツマイペースに生きていると、奔放に楽しそうにしている人が安心して絡んでくる。まじめな自分がなんだか損をしているような気になって、少しはめを外すと、安心を奪われた奔放に楽しそうにしている人からコケにされる。

奔放に楽しそうに見える人の中には、本当は不安だったり満ち足りていなかったりする人もいる。奔放で楽しく自立している人が好き。

星の子/今村夏子

親が怪しげな宗教にハマってしまった家庭の娘が主人公のお話。宗教をどう捉えればいいのか、わたしはずっとわからない。

身近なところに宗教をきちんと信仰してる人がいないから、そもそも宗教を信仰するということ自体がよくわからない。仏教のお葬式で怪しい宗教の謎の祈りの言葉を大きな声で唱えられるのは勘弁願いたいが、それはメジャーな宗教であっても嫌だ。

問題は信仰内容よりも、周りに目が向かなくなって気遣いと社会性を失うことなのではなかろうか。それが信仰内容がヤバいってことなのか?

というか、内容がどうあれ思想が強い人全般が苦手なことに気付いた。柔軟性、大事に。

夢で会いましょう/村上 春樹, 糸井 重里

カタカナの単語をテーマにした短編集。なんでこのテーマでこういう内容になるんだろうか、という話がたくさん。読み進めると「夢で会いましょう」というタイトルに納得する。確かにこれは夢。

「満開の桜の木の下に立つと、誰でもバカに見える」の一文が好きだった。感動の材料にされがちな桜と、その下に立つ人。想像すると妙な納得感がある。


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