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京都は朝8時から賑わっている

午後は仕事なので早起きして伏見稲荷へ行く。昨日お帰りになった宿泊者から「9時着で大混雑だった」と聞いたので、張り切って8時過ぎに到着したらすでになかなかの人。

そしてそのほとんどが外国人。これだけ鳥居が並んでいるの、面白いもんな。

「カラスが火のついたロウソクをくわえるのが原因と思われる火災が頻発している」という注意書きがあった。「鳥人大系」という知能を持った鳥が人間社会を乗っ取る手塚治虫作品があるが、その最初の兆しはたしか鳥による放火だったような。

伏見稲荷の頂上まで階段をひたすら登る。宿泊者からは「往復2時間半くらい」と聞いていたが、1時間半くらいで往復してしまった。

こういうとき、わたしはどうもストイックにガシガシ歩き続けてしまう。タイムレースじゃあるまいにと自分でも思うけど、今回もあっという間に頂上へ行き、瞬く間に入り口へ戻ってきた。あまりにも風情がない。

そういえば仲良しのお友だちとバチカンに行ったときも、1日あっても足りないと言われる美術館をものの2〜3時間で回ってしまい拍子抜けしたことがあった。もう少し年を重ねたらじっくりゆっくり楽しめるようになるのだろうか。

「大好きな彼と付き合えますように!同じクラスに好きな人となれますように!」という絵馬を見てしばし考え込んでしまう。この場合、「大好きな彼」と「好きな人」は同じなのか、別なのか。

「大好きな彼」に対し「好きな人」は熱意が下がる感じもあるから、別なのかもしれない。そうなると「好きな人」が意味深である。友達を指すのかもわからないが、そしたら「好きな友達」「仲良しの友達」と書くのではないか。「好きな人」は恋愛対象と捉えるのが自然ではないのか。

つまりは「(付き合いたい対象としての)大好きな彼」と、「(付き合いたいわけじゃないけど)好きな人」ということなのか。なかなか

まだ時間に余裕があったので気になっていたパン屋で昼ごはんを調達すべく洛中へ。今読んでいる森見登美彦の新作では、シャーロックホームズが寺町に住んでいる。物語と時代は違えど、こうやって実際の場所を歩くのは楽しい。読書体験としてとても豊かだと思う。

天気が良いので鴨川でパンを食べる。暖かいとはいえ座っていたら寒くなるかなと思いホットコーヒーを買ったのに、じっとしていても全然寒くない。なんなら日差しがきつい。顔がややヒリヒリする。

山椒&一味フランス

体積のある野菜をもりもり食べたいという衝動に駆られてスーパーへ行き、アスパラとトマトといちごを買う。トマトといちごはどちらも赤くてころんとしているので、同じ皿に盛ってももちろんかわいい。もちろんただの横着である。

夜ごはんにアスパラを食べようと楽しみにしていたのに、買ったアスパラがどこにもない。どこかで落としたのだろうか。たしかに買ったはずなのに。

最後の姿

今日から泊まっているご年配のご夫婦は数年間2人であちこち巡っているのだそう。それが成立するのはものすごいことだと思う。

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