香川で疲労回復に試行錯誤
しっかり9時間近く寝た。疲れは残るがだいぶマシ。
朝ごはんの時間が他の宿泊者とかぶる。宿泊系サブスクを駆使して4年近く多拠点生活をしている2人組。熊野と出雲は神が強い地域ゆえに独特の雰囲気があるという話をする。スピリチュアル系の真逆にいる現実的なタイプだった。
今日から高松駅の近くに移動する。荷物を置き即マッサージへ駆け込むも、かえって下半身のだるさが増してしまった。
今日もまたうどん屋へ。店員さんは新しいお客さんが来るたびに同じ順序で同じフレーズを繰り返しており、ロボ感がある。
箸袋にあみだくじが付いていたので試したら「身につけるラッキーアイテムはししゃも」という結果だった。身につけたらくさそうだし、余計に運気は下がりそうだなと思ったけど、信じるものは救われるのだろうか。
行こうと思っていた施設は軒並み休み。体がだるくてどうしようもないので、妹から勧められた風呂へ行くことにする。そういえばと思い確認したら、先日取材した銭湯ビジネスを行う方もおすすめしていたお風呂だった。
お風呂にはあつ湯とぬる湯の温泉がある。ぬる湯というか、ぬるめの水風呂という感じで、長く入るとちゃんと冷える。地元のおばあちゃんとおばちゃんは20分くらいぬる湯に入っており、寒くないのかしらと心配になった頃、「寒い〜」と言いながらあつ湯に移ってきた。
あつ湯とぬる湯を交互に入ってやめ時がわからなくなり、あっという間に1時間。パックまでしてツルツルのぴかぴかになった。体はだいぶましになったが、まだだるい。
お風呂の最寄駅のホームには本棚があり、電車を待つ間自由に読つことができ、続きが気になったら200円で買うこともできる。電車の待ち時間が長いことを生かしたとても良いシステム。
結局体はだるいままなので、夕飯は近所でサクッと済ませようと焼き鳥屋に入る。
後ろの席には上司と部下と思われる3人組。部下は若い女の子で「わたし食の趣味おじさんなんですよ」と話していた。わたしも彼女くらいの年齢の頃はそんなことを言っていた気がするなと懐かしく思いながら、「趣味がおじさん」はいつからアピールにならなくなったのだろうかと考える。
「それはわたしがおばさんになったから」と答えはすぐに出る。おじさんは若い女の子の反対側の存在であり、だから若い女の子がおじさんみたいというのはギャップがあって良いのであって、おばさんとおじさんは性別が違うだけの同分類なのでわたしが「食の趣味おじさんなんです」と言ったところで何のギャップもないのである。
そんなことを考えながら日本酒一杯と焼き鳥9本を食べて40分ほどで店を出る。これはこれでなかなかかっこいいおばさんなのではなかろうか。
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