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余市と札幌で酒三昧

幼馴染とそのママと兄と4人でニッカウヰスキー余市蒸溜所へ。道中、電車からは今は亡き幼馴染の祖母のおうちが見えると聞き、全員で外を眺める。思ったよりしっかり見えた。

朝ごはん

余市蒸留所はかつて大日本果汁株式会社という名前で、設立当初、最初のウイスキーを熟成する期間中はリンゴジュースを売っていたらしい。今の「ニッカ」という社名は「ニッポン」と「果汁」をとったもの。わたしだったらアナだろうか。航空会社になってしまう。

蒸留の装置にはしめ縄。創業者の竹鶴の実家は造り酒屋で、実家の酒蔵にしめ縄があり、それを継承するかたちで今もしめ縄があるとのこと。竹鶴には酒屋の息子という背景があったのか。

アツアツ

ガイドのお姉さんの説明を聞きながらウイスキーを造る工程は途中までビールと一緒なんだな〜と思っていた矢先、「これにホップを加えるとビールになる」とお姉さん。わたしと幼馴染は前日にサッポロビール博物館でビール造りの工程を見たばかり。両者の共通点を自ら発見できてうれしくなってしまった。

ウイスキーを樽に詰めて熟成させる間、木の隙間から少しずつ逃げていってしまう現象を「エンジェルシェア」と言う。量が減ってしまうことを前向きに捉えられそうなすてきな名前。

右から1年後、10年後、20年後

ガイドのお姉さんは説明が上手。腹から声が出ていて、とても聞きやすい。幼馴染も全く同じことを考えていた。気が合う。

無料ツアーなのに、最後にはなんと3種類の試飲がある。炭酸水と水、氷が用意されていて、好きな飲み方ができるシステム。

そして有料の試飲コーナーもある。手前の展示を眺めるわたしと幼馴染とママを「やばい」と手招きする幼馴染兄。「何が何が!?」と早足で向かう我々。指し示された先には「余市蒸溜所限定試飲セット」の文字。興奮しはしゃいでいただけだが、今思うとややサクラ感がある。

試飲セットは幼馴染ママが買ってくれた。中学生の頃はアイスとか買ってもらってたのに、大人になったものだなぁとしみじみしてしまう。

時間が足りず、展示は素通り。ショップで貴重なウイスキーを各々が買い、大満足で帰路に着く。無料ガイドツアーだが、わざわざ余市まで蒸溜所に来る人間は酒好きなので、有料試飲もするし貴重なウイスキーもわんさか買う。マーケティングが上手。

展示は写真に納めたので後にきちんと読みたい。

余市駅の待ち時間にビールを飲み、札幌に戻ってからはジンギスカンを食べビールを飲む。2軒目は幼馴染と兄と3人でワインバー。北海道のワインがたくさんあり、ラブリーなラベルの赤ワインを飲んだ。

フォントは怖い

幼馴染は時差ボケもあり相当眠かったようで、ホテルに着いてからは一つの無駄もなく流れるように寝る準備を整え、あっという間に寝た。見事だった。

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