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淡路島のサウナで世俗の価値観に負けた

午前中に仕事をして、午後から伊弉諾神宮へ。全体的に白い。

鳥居も白

イザナギノミコトとイザナミノミコトを祀った、日本最古の神社。イザナギノミコトとイザナミノミコトが最初に生んだのが淡路島とのこと。

神社には君が代でおなじみのさざれ石があった。

高校で「なぜ君が代を歌わねばならぬのか」的な新書が課題図書となり、夕飯時に何の気なく「なんで君が代歌わないといけないんだろうね〜」と父に話しかけたら「貴様アカか!共産党の手下め!」と怒鳴られたことがある。「これが戦時中に生まれた人の考えか……」と思想の違いを実感したが、我が父ながらどうかしているのは間違いない。

ドライブがてらチーズ屋さんに行ったら満席で、通りがかりに見かけた有名なパンケーキ屋さんは行列だった。皆さん今日明日を休みにして連休にしているんだろうか。

立ち寄ったお風呂のサウナでおばちゃんと話す。一人で来ていると言うと「えらいなぁ」と褒められた。他の地域でも褒められたが、こんなことで褒めてもらえるなんてお得な気持ち。

おばちゃんに「学生さん?」と聞かれる。先日若く見られることにモヤると書いたが、おばちゃんの場合は「まさか大人の女性が連休でもない時期に1週間も一人で淡路島に来るわけがない」という発想からの「学生さん?」なのだと思う。

問題はわたしの方で、「おばちゃんもう82歳やで!」と言われ、「えー!60歳くらいかと思いました!」と返答してしまった。

たしかに82歳にはとても見えなかったけど、実際は70歳くらいかなと思っていたのに、若く見られた方がうれしいやろゲームにまんまとのってしまった。ものすごい悔しい。若いが良い価値観はあまりにも強固。完全に負けた。

眺望が売りのお風呂だったが、あいにくのくもり。「夕日は見えそうもないですね」と話し風呂を出ると、おばちゃんが「今きれいやで!」と脱衣所まで教えに来てくれた。

雲の隙間からチラッと見えた太陽は夕日というか西日な雰囲気だったけど、夕日よりもおばちゃんの優しさがプライスレス。書きながら思ったけど、プライスレスのCMは何歳の子まで伝わるんだろう。

帰り道はいのししに遭遇

夜はおうちごはん。消費期限が1日切れたしらすも加熱すればいけるやろ発想でカリフラワーと炒める。

以前付き合っていた人にそんな感じの話をしたら「あなたが作った料理は絶対食べたくない」と言われたことを思い出す。こちらから願い下げだし、結局2週間で別れた。学生か。

味噌汁まで作った

昨日からの新しい宿泊者の子はなんと新卒1年目。会社でワーケーションを推進しているらしい。

フルリモートであれば1年目だろうとワーケーションができることは頭で理解しているものの、実際にやってる子と会ったのは初めて。新しい生活様式を初めて実感した。

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