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鳥取で昨日知り合った人のおうちに泊めていただく

6時ごろ目が覚め、自分がどこにいるのかわからず混乱する。寝支度を済ませて布団に横になったまま寝てしまったらしく、掛け布団は足下に畳まれたまま。

寝返りを打つとやや頭痛。昨夜のお酒がドリンクバーシステムだったのがよくなかった。

部屋は3人の相部屋。身支度をしながらそのうちの一人と話していたら「わたし野宿するんですけど」とおもしろ情報をさらっとぶち込んできて一気に興味が高まる。

彼女は子どもの頃に読み聞かせのカセットテープで古事記を聴いていたことから歴史や神話が好きになり、その中でも古代人への興味が強く、少しでも近い生活をすることで彼らの気持ちや考え方を理解したい想いがあるらしい。

歴史スポットの周辺に宿がないことも多く、それならその辺で寝ようという考えもあるとのこと。「でもわたしが寝るのは公園とかなので古代人からはほど遠い」と言っていて超面白かった。

朝ごはんを一緒に食べ、そのまま再び話し込んだら思いの外気質が似ていて、目標を定めて高みに向かって上昇していくタイプの人とはそもそもの人種が違うという話でひと盛り上がり。

帰りの航空券を取っておらず、満を辞して調べたら今夜の便はすでに満席。明日帰るなら宿取らなきゃな〜と探していたら「うち泊まります?」とまさかのご提案。今は実家で生活していて一人暮らしのおうちが空いているらしく、図々しくもお言葉に甘えることにする。

計画性がなく行き当たりばったりで生きているけど、その分こういう偶然に遭遇しやすいのはいいところ。目標も計画も自分には向いてないし、なくていいなという思いを新たにする。

朝ごはん中、隣のテーブルには昨日一緒に遊んだお子さんたちがいたけど、二人ともものすごくよそよそしい。弟にいたっては照れてしまったらしく目も合わせてくれない。でも部屋では「あの人帰っちゃったかな」などわたしのことを気にしてくれていたとお母さんからタレコミがあった。かわいい。

夜が明けてお子さんたちのテンションが落ち着いてしまったのが大きいと思うけど、酒が抜けてわたしが普通の大人になってしまったことも影響している気がする。

午後は隼ラボという小学校をリノベーションした施設で出版記念イベント。イベント後は今晩泊めていただく野宿の方が酵素浴に行っている間、著者の妻とお茶をする。

彼女は小学校の先生で、教員事情や仕事のあれこれといった真面目な話から、好きな人と食事に行ってトイレの鏡をふとみたら口が赤ワインの色素で黒くなっていてショックだった、みたいな話までわーわー楽しかった。やはりステキな人。

ついに明日発売

野宿の方と車で移動中、なかなか相手を選ぶタイプの話をする。昨日知り合って今日の朝仲良くなって、夜にはこんな話をしているだなんて不思議。

泊めていただくお礼に夕飯のラーメンをご馳走したかったけど、その後のコンビニでお茶やらなんやら買っていただきほぼ割り勘になってしまった。いろいろな人にご馳走いただいているのに、自分がご馳走するのは一向に上手にならない。

ご自宅はなんと温泉付き。源泉が蛇口から出るだなんて。泊めていただき本当にありがとうございました。

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