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意見をビシッと言うフランス人は後腐れがなくていい

※オーストラリアでのワーホリ中、2017年2月22日に書いたブログを転載

引っ越した家は5人が暮らしている。オーナーのオーストラリア人とその彼女が一部屋に、私とフランス人と韓国人がもう一部屋に住んでいる。そちらは4人部屋なので、現在入居者募集中。

先日、飲んで帰った。といっても11時くらいだから、そんな遅い時間ではない。部屋に入って電気をつけると、フランス人に「消してくれ」と言われた。

たしかにみんなもう布団に入っていたし、そうだよな眩しいよな、と電気を消し、ベッドの上でビニール袋をゴソゴソやっていたら、フランス人が起き上がってスマホを見せてきた。そこには4時30分に設定された目覚ましが表示されていた。

「明日朝早くに起きなきゃいけないの。静かにして」

けっこう驚いた。たしかにちょっとうるさかったとは思うが、わたしがゴソゴソしてたのは20秒くらい。日本人感覚だとまだ我慢してる時間だ。

そしてその翌日、仕事が終わって家に帰ると、フランス人に話しかけられた。

「わたしは4時半に起きても電気はつけない。なぜならみんなのことをリスペクトしてるから。だからお願い、寝ているときは電気をつけないで」

フランス人は自分の意見をはっきり言うという話を聞いたことがあったけど、本当にはっきりしている。これが日本人同士だったら、うるさいなぁと思いながらも言い出せないかもしれない。少なくとも2〜3回同じことが繰り返されるようだったら注意しよう、くらいの感覚ではなかろうか。

少々面食らいながらも、わたしは彼女に前日の晩の無礼を詫びて、その後は和やかに世間話をした。はっきり言ってくれるぶん、後腐れなく根を引かない。こういうコミュニケーションもあるんだなぁ。

※オーストラリアでのワーホリ中、2017年2月22日に書いたブログを転載


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