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門司港、やはり噛み合わない

昼を食べに出たら、行こうと思ったお店はお休み。門司港とのすれ違いを感じながらオム焼きうどんをテイクアウトして帰宅する。

かつて同じチームで営業をしていた福岡出身のお姉さんはしょっちゅうデスクで焼きうどんを食べていて、すっかり「福岡=焼きうどん」になってしまった。

うどん全く見えない

なんと17時前に今日のタスクが全て終わった。明日でいいかと繰り越すこともなく、こんなにきれいにタスクを処理したのは初めてなんじゃないかというスッキリ感。

おうちにあった「真夏の方程式」を読み終えたかったので、それならカフェでも行こうと夜までやっているお店を調べて行ったらお休みだった。今回の門司港、こんなんばっかり。

仕方なく近くのクラフトビール屋でビールを飲み、日が沈む頃に少し散歩し、ビルの展望フロアへ行ってみる。

展望フロアで時々ふと外を見ながら、黙々と本の続きを読む。読み終えた頃にはすっかり夜で、眼下は夜景の時間。

読書アプリによると前回「真夏の方程式」を読んだのは10年前。結末の湯川の言葉に込められた優しさと愛ある気遣いを、10年前のわたしは感じ取れたのだろうか。

19時過ぎ
20時過ぎ

展望フロアには日没の時間が記されたカレンダーが貼られていた。8月1日が19時17分で、8月31日が18時43分。1か月で30分近くも違う。

他の季節の日没時間もこんなに変動するんだろうか。それとも夏特有なのだろうか。日暮れがどんどん早くなるから夏の終わりはドラマチックなのかしら。

本を読み終えたので、バーへ行く。店主は山好きで、山好きには頂上を目指すピークハントと、山を歩くことを目的とするハイカーの大きく2種類の人種がいることを教わる。後者の方が楽しそうだけど、それだと結局わたしは山へは行かなさそう。

途中で常連と思わしき2人組が来て、おじいさんが「門司港は面白い」という話をしてくれた。数を数えるように指を折りながら「〇〇かいきょう、ほら面白い」と教えてくれたが、肝心の部分を忘れてしまった。ぴったり10文字で、言葉自体は普通だったけど、おじいさんが楽しそうなのがとてもよかった。

おじいさんの話にはちょいちょいビッグネームが出てくる。一体何者なんだろうと思っていたら、店主がおじいさんが出ている雑誌をそっと手渡してくれた。どうやら有名なアーティストの方だった。こんなこともある。

皆さんから近隣情報を教わったものの、今日は門司港最終日。気軽にハイキングができる低山もあり、かなり良さそうだけど、酷暑には適さない。最後まで今ひとつ噛み合わない門司港滞在であった。

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