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沖縄の日本一早い桜祭りと那覇のお姉さん

今日から始まった本部の桜祭りへ。昨日の飲み屋のお兄さんいわく、日本一早い桜祭りでめざましテレビなどの全国放送のニュース番組が取材に来ることもあるそう。

ただ、地元の人はあまり行かないらしく、主に南部と中部から人が来るとのこと。どこから来ているかはわからないけど、若干の駐車場待ちができるくらいはにぎわっていた。

看板には「本日3分咲き」とあったが、木によってはほぼ満開。内地と種類は違えど、1月に桜。

飲み屋のお兄さんは「桜は内地の方がきれい」と言っていた。こちらの桜はボトッと落ちるそうで、花びらがひらひらと舞い落ちることはないのだとか。たしかに色も濃いし、元気で力強い感じがする。

桜祭りは少し出店が出ていて、訪れたタイミングはちょうどパレードの時間。本部ミス桜のお姉さんたちとお偉いさんと思われるおじさんたち、中学生のマーチングバンドが練り歩いていた。

なんとなく遊歩道を歩く。1月だけど半袖日和で、同じ画角にすすきと桜。春なんだか夏なんだか秋なんだか冬なんだか。

少し仕事をすべく、車を貸してくれた女の子がおすすめしてくれたカフェへ。店内では暖炉に火が灯っていた。半袖日和の日に桜を愛でた帰り、暖炉にあたる。季節とは。

看板猫は人懐っこく、暖炉の火を眺めていたら近くで伸びた。席で仕事中も近くに来てしばしのんびりしてどこかへ去っていった。かわいい。

夜は焼き鳥屋さん。隣に一人客の女性が来て、なんとなく話しかけたらそのまま盛り上がり、2時間近く話し込んでしまった。 

お姉さんは今のわたしくらいの年齢でダイビングにはまり、那覇に移住し、10年ちょっと経ったとのこと。長く観光業だったけど、学生時代にとりあえず取った保育士の資格を生かして今は保育園で働いているそう。何がどう生きるかは本当にわからない。沖縄の保育園では地域の民謡を歌うから、それを覚えるのに今なお苦労しているのだとか。

海は大物を狙って潜るのが好きで、沖縄は10年住んでなお行きたいところがたくさん。他にはタヒチが好きで、タヒチの全ダイビングスポットを回りたいと言っていた。そしてタヒチはフランス領だったゆえにごはんとワインがおいしいそう。

お姉さんは体力を維持するために車は買わず、移動は自転車で頑張っているらしい。まだまだ行きたいところがたくさんあるのはとてもすてき。年上の女性が楽しそうに生きているだけで救われる気持ち。わたしもそういう存在でありたい。

LINEを交換し、お姉さんは先に帰っていった。「那覇に来るときは連絡くださいね」と言っていただきとてもうれしい。沖縄に来てから新しく連絡できる人がたくさんできた。

注文時、「ふーちゃんぷるーはどのくらいの量ですか?」と聞いたからか、「大丈夫でした?」とお店のおじさんにお気遣いいただきありがたかった。大丈夫どころか追加注文までした。食欲旺盛。

二日酔いで運転してはいけないそうです

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