LGBTの祭典で学んだ、「明るく楽しく」が最強ということ
※オーストラリアでのワーホリ中、2017年2月19日に書いたブログを転載
今日からLGBTの祭典、Mardi Gras(マルディ・グラ)がシドニーでスタート。なんでも世界最大級のLGBTイベントらしい。
初日はニュータウンというサブカル感あふれるオシャレタウンの公園でFair Dayが開催された。いろいろな屋台が集まり、ステージで演奏が行われたりと、要はお祭りだ。来場者は例年8万人にも上るらしい。
参加してみて一番印象的だったのは、明るくて楽しそう、ということ。
LGBTは重たいテーマとして語られがち。デリケートな問題だから気軽に触れられない気がしてしまう人は少なくないと思う。
でも、今日行ったFair Dayで感じたのは、とにかくオープンで明るくて、なにより楽しいということ。
レインボーカラーのボディーペイントをする参加者
シートを広げてピクニックを楽しむ人たち
仲良さげに歩く同性カップル
インパクト絶大なドラッグクイーン
お店を覗いたらハグして歓迎してくれたおばちゃん
ブリーフタイプの海パン一丁の男性集団
両乳首に輪っかの太いピアスを受けている男性
拘束具をつけた男性を鎖で引っ張る男性(笑)
そして一番いいなと思ったのが、子どもが多いこと。価値観が固まってしまった多様性に馴染みがない大人がマイノリティーを理解するのは難しいところもあるだろうけど、こういうイベントに幼い頃から触れて育った子どもが作る未来はきっと明るい。
日本だとセンシティブな話題として取られがちなLGBTのイベントだけど、家族で楽しく参加できることが最高にクールだと思う。
「明るく楽しく元気良く」
「暗く反省しても誰もついてこない。だから、楽しんだ者が勝ち」
今回のイベントで、こんな言葉を思い出した。何かを変えたいときに必要なのは、綿密なプランや深刻さよりも、シンプルな明るさと楽しさなのかもしれない。
※オーストラリアでのワーホリ中、2017年2月19日に書いたブログを転載
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