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「長時間労働はダサい」風潮ができれば、働き過ぎ問題はあっけなく解決する気がする
※2017年1月20日、オーストラリアにワーホリ中の日記を転載
長時間労働の問題は、「長時間労働ってダサいよね」という風潮ができれば、案外簡単に解決するんじゃないかと最近思っている。
オーストラリアは、”Quality of Life”の国。仕事より余暇が大事だし、もちろん残業もしない。だから、日本食レストランと今の職場を掛け持ちしていた時、休みなく働き続けるわたしは、周囲から変な目で見られた。
その視線に気がついて以来、わたしはたくさん仕事をしていることを話すのをやめた。なんだか、変な人だと思われている気がしたのだ。仕事ばっかりしている、つまらない日本人と思われたくなかった。
その時に思った。日本は、出る杭は打たれる国。人と違うことが嫌われ、人と同じことが好まれる。だったら、「長時間労働している人ってイケてないよね」というムードができれば、人々は早く帰るようになるんじゃなかろうか、と。
もちろん会社や国の制度を変えることも必要だけど、それと同時に「長時間労働カッコ悪い」という雰囲気を世の中に作り出せれば、働き方改革は加速度的に進むのではないか。
前に長時間労働が減らない理由は「定時に帰ってもやることがない」問題にあるのではないかと書いた。
制度や仕組みに目が向きがちだし、わたしも日本で働いていた時は社会の仕組みに問題があると思っていた。でも、働いているのは個人だ。もっと個人の感情に注目したら、全然違う突破口が見えてくるような気がしている。
※2017年1月20日、オーストラリアにワーホリ中の日記を転載
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